「社会にどんなポジティブな影響を作り出せるか」2度目の育休から復帰したCPROが語る、チーム力向上と多様性
こんにちは、スペースマーケット採用担当の黒田です。
本日は、2度目の育休から復帰した執行役員CPROの端山さんへインタビュー!新たなチーム編成でチャレンジする組織づくり、仕事や子育てにおいて大切にしているマインドなどを伺いました。
※CPRO=Chief Public Relations Officer(最高パブリック・リレーションズ責任者)
新たな体制で挑戦する、チーム力の向上
ーーまずはじめに、端山さんの現在の役割について教えて下さい。
CPROとして、さまざまなステークホルダーとの関係性を構築したり、中長期目線で会社の成長速度を高めることが現在の役割です。管掌している「コーポレートリレーショングループ」のミッションは、多くの人から期待・信頼・共感を集めて、会社を持続的に成長させること。領域としてはパブリックリレーションズ、サステナビリティ、PX&カルチャー、採用などです。
ーーパブリックリレーションズチームと、採用やカルチャー醸成を行うチーム、もともとあったふたつのチームが、4月から”コーポレートリレーショングループ”としてひとつになり動き出しました。目指すところは?
コーポレートリレーショングループは、会社全体のチーム力を強化して会社のステージを引き上げることを目指しています。元々2つのチームはどちらも会社の中長期の成長につながる部分を担っていて、同じグループになったことで、よりシームレスで本質的な動きがしやすくなりました。
また、世の中との関係性を深めることは、パブリックリレーションズの担当者だけでできることではありません。そのためにも、社員一人ひとりの「パブリックリレーションズ的思考力」は今後いろんなシーンで重要になると考えていて、先日社内でも勉強会を実施しました。
何か新しい企画を考えるとき・何か発信するときなど、あらゆる業務において、世の中視点、さまざまなステークホルダーの視点を含め、多角的に考えることはとても大切です。勉強会後のアンケートにこんなコメントがありました。
まさに!です。そのためにも、まずは、大事なステークホルダーでもある社員の皆さんと、会社が描く未来について共有・共感し合えている状態にすること。当たり前かもしれませんが、この前提があることで、成長角度を上げることができるのではないかと思っています。
スペースマーケットでは、今年コーポレートタグライン「場所のチカラで あなたにエール」を新設しました。「あなた」には、あらゆるステークホルダーが含まれています。ユーザーだけではなく、社会へのポジティブなインパクトを創り出したい・・視座高く未来を考えることで、チーム力が高まり、そのポジティブな力が外へも漏れ伝わることで、結果的に外部から信頼や期待をしていただけるようになるのではないかと思います。
チャレンジを楽しむ、会社のカルチャー
ーー執行役員に就任されたのは2019年。当時はどのような想いがあったのでしょうか。
1度目の育休から復帰し、1年半が過ぎた頃にお話をいただきました。驚きましたし、当時は正直不安もありましたね。一方で、経営としてパブリックリレーションズを重視しているということはすごく嬉しかったし、中長期の成長に貢献したいという想いも強くありました。スペースシェアという文化は新しいので、世の中に受け入れてもらうためにはパブリックリレーションズがとても大切だと考えていました。
スペースマーケットでは、役員それぞれが個々の専門性を活かしながら、チームとして成長にコミットしています。そんな「チーム経営」という考え方だからこそ、チャレンジしたいと思いました。「打席に立つチャンスがあればフルスイングする」…以前他の役員メンバーも話していましたが、私もまさに同じタイプ。チャンスを楽しんでみようと決めました。
ーー入社から約7年、端山さんから見たスペースマーケットの変化はありますか?
いい変化ですが、会社としての基盤ができたことで、皆が安心してチャレンジできる環境になっているなと感じます。創業当初のような「勢いのあるチャレンジ」だけでなく、「本質的なチャレンジ」が増えましたね。高い専門性や幅広い経験を持った、優秀な仲間もたくさん増えました。一人ひとりが個性的な趣味や特技を持っていたり、暮らし方、家族との関わり方もさまざまです。多様性の溢れるより強い組織になっていると思います。
子育てと仕事、大切にしているバランスとマインド
ーー2度目の育休を経ての復帰。お子さんとの時間をとても大切にされている端山さんですが、仕事とのバランス感で意識していることや、子育てに対する考え方を教えて下さい!
育休中もSlackでやりとりしたり、経営会議や大事なイベントに参加したりと、情報をキャッチアップしつつコミュニケーションしていました。育休中の会社との関わり方も、自分で選択できるのはスペースマーケットのいいところですね。コロナでオンラインの文化になったのは、育休中の私にとってはいいこともたくさんありました。
子供との時間は大事だし大好きです!ですが、子供が小さいうちは、生活のリズムも定まらず、突発的な対応が日常的。自分でコントロールできる時間はどうしても少なくなってしまいます。復帰後は、子供を預けることでコントロールできる時間が増えたので、その中でどのようにやりたいことを進めていくのか、考えることが楽しいですね。
仕事のこと、家族のことでいつのまにか自分のことが後回しになりがちですが、自分の体調やメンタルも自己管理しながら、優先順位をつけて取り組む。このバランスを意識しています。
家では、小学生の娘に仕事の話をすることも多いです。スペースマーケットがどんなことをしているのか、そして仕事での嬉しかったできごともよく話しています。大変なことがあった日も「がんばった話」として変換して伝えたりとか。普段からオープンに話していますし、社内のイベントにも連れて行くので、社員の皆さんと触れ合う機会もあります。
娘は「私も早く仕事をしてみたい!」と話すようになりました。はたらく後ろ姿を見せることは一番身近なキャリア教育だと考えていて、はたらくことが楽しみだと思ってもらえたのはとても嬉しいですね。
子育てをする上で意識していることのひとつが「内的動機」。自分の中の「やりたい!」という気持ちを大事にしてほしいということです。「なんでも大人の言うことを聞く子」ではなくて、どうしたいか・どうすべきかを自分で考えて行動できる人になってほしい。子どもに何かしてほしいときに、「やりなさい」ではなく、どうしたら「これはやった方がいい・やりたい」と自分から思えるようになるかを考えながら、声がけの言葉を選ぶように心がけています。
これは大人にも共通することで、他人の目や評価のためだけではなく、「自分の意思でやっている」「こうなりたいからやっている」という状態が一番パワーを発揮できるんですよね。自分自身においてもよく実感します。
一方で、多くの会社には評価制度があります。大切なのは、ひとりひとりの人生を大切に考えながら、目標の設定の仕方やマインドの置き方を工夫することで「内的動機」がある状態にすること。目標を達成することが、自分や会社、世の中の未来にどうつながるかを理解・納得できていることだと思います。みんな価値観も違えば、人生も違います。
みんなが自分らしく生きられるよう、今まで私もいろんな先輩にしていただいたように、寄り添っていけたらと思っています。
多様性から生まれるチャレンジとパワー
ーー最後に、端山さんの思うスペースマーケット「らしさ」とは?
特に「らしさ」を感じるのは多様性ですね。いろいろな側面での多様性を持った会社です。サービス面では、スペースマーケットを通じて、あらゆる場所にさまざまな価値観を持った方が集まり、多様な利用体験が生まれています。世の中の多様性を受容しているサービスだと思います。
また、いろんな働き方ができる各種制度も充実しています。子供がいてもいなくても、個人の事情を尊重し合う文化があります。バックグラウンドもキャラクターも異なる多様な力を持った社員がいて、さまざまな力が組み合うことで、より大きな力になっていると感じますね。
そして、サービスも人も多様性があるからこそ、予測できない市場環境の変化がおきたときにも、凝り固まることなく方向転換しやすいですし、新しいチャレンジにも積極的になれる。例えば、コロナによって世の中のニーズが変化したときにも、新しい需要創造に対してスピーディーに取り組めました。スペースマーケットの面白さであり、「らしさ」のひとつだなと思います。
今後もさまざまな分野で強みのある方を仲間としてお迎えできたら嬉しいです。自分自身で未来を描いていける人、受け身でなく社会に対してこうしたいという強い思いがある人は、スペースマーケットのカルチャーにフィットしますし、そういった方と一緒に世の中を盛り上げていきたいですね。