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仕事帰りにワールドカップ日本戦を現地観戦した話(その7)

「ATMはございません」
えっ?
と思ったが、僕はすぐに船を降りることにした

これまでのところ、タクシー運転手もクルーズ船ターミナルの警備員も「ホテルにはATMがあるはずだ」という推測でものを言っている。(そもそも空港の配車係が「クレジットカードといえばタッチ決済ができるはずだ」ということから今回のトラブルが発生しているのだけど。。。)
いっぽう、クルーズ船の施設を熟知しているホテルのスタッフが「ATMがない」と言っているのは正しい情報だろうからいつまでも船にいても仕方がない。

タクシーに戻って市内のATM探してもらうしかないかな、、、、
そう思いながら船を降りて出口を探した。

歩いて行くとクルーズ船ターミナルも飛行機と同じなのか乗船・下船で動線が分けられていた。そして下船のルートから出口に向かう途中に携帯SIMのカウンターがあった。
と、いうことは、もしや両替所もあるのかっ!
出口近くの警備員に「ATMはありますか?」と聞いたところ、ヌっと手である方向を示した。その手の方向の遠くにATMらしき端末が1つポツンと佇まんでいた。

ああ!助かった。
僕はATMのwithdrawを操作してカタールリアルの現金を手にした。

やっと手にした現地通貨とクルーズ船のカードキー(裏面)

タクシーに戻ると運転手は警備員と仲良くスマホでサッカーの試合を観戦していた。だいぶ待たせてしまったが、どうやら怒っていないようだ。
ところが、料金を支払い「領収書ください」と言った途端に思いきり不機嫌な態度になった。えっ?そこ?待たせてごめんね。

タクシーのトランクからスーツケースを降ろしてもらい、再び船に戻る。
セキュリティでは、一度チェックインしているとはいえ、スーツケースは直接持ち込ませてくれなかった。スーツケースのみ預けて(X線検査など済ませて)、後から部屋まで届けるシステムになっているらしい。

クルーズ船の室内

とりあえず客室に入る。天井が低いことを除けば普通のホテルと変わらない。エレベータのフロア数は21フロアもある。どれだけ巨大な船なんだ。

お腹も空いたのでレストランを探しつつ船内探検をする。

天井は時間帯によって星空だったり鯨が泳いでいたりする

天井すごー。


クルーズ船内部のエレベータからの眺め
左右に客室があり船尾のらせん状のスライダーを使うと11Fから1Fまで降りられる

スライダーすごー。


最上階のプールデッキでは毎日ワールドカップのパブリックビューイングが開催されていて、多くの乗客たちがデッキチェアで寝そべりながら、ビール片手に盛り上がっていた

プールすごー。


カタール自体はお酒を禁じているけど、ヨーロッパ船籍のこの船内はアルコール販売が許可されている。ビールもワインも1杯15ユーロ

ビュッフェうまー。


明日はいよいよ仕事(と日本戦)だ。

つづく(次はいよいよ最終話)


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