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クコの木が病気を克服した話
2020年の3月。
今まで放置していたテラスに当初やりたかった家庭菜園、しかも憧れのポタジェ(お花や野菜が一緒に共存している空間)を作ろうと
少しずつ植物を増やしていきました。
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きゅうりやトマト、レタス、ブロッコリー、いちご、ハーブ類、少量ですが、収穫の喜びも味わい、わたしは植物たちからたくさんの癒しをもらっていました。
その流れで植えたクコの木。スーパーフードであるクコの実(ゴジベリー)、日本ではどこでも育つというから初心者のわたしでも無理なくできそう、それに自分のお庭で収穫できたら最高!と思って植えてみました。
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けれど・・他の植物たち同様、彼女はしばらくすると病気にかかってしまいました。
最初は葉にダニが寄生して、膨れた葉が大量にみられるようになりました。
さらにうどんこ病にも。
葉は黄色くなり、落葉時期でもないのにどんどん落葉するようになりました。
わたしは農薬や害虫駆除など一切行いたくなかったし、かといって他になすすべもなく、ただただ彼女がどんどん弱っていく姿を見守るしかありませんでした。
次の年の春には新芽は出るのですが、しばらくするとすぐに虫にやられてしまい、落葉します。
正直もうだめかも・・と思っていました。
しかし今年の夏。
病気になってしまっていた裸の枝とは別の枝が3本ほど知らぬ間に伸びていて、そこには元気な大きな葉がたくさんついていたのです!
膨れた葉は1−2枚しかなく、他の葉はすべてきれいな緑色です。
クコの木は自力で病を克服したのでした。
葉っぱを通して病気を外に追い出していたのかもしれないなあと思いました。浄化行為です。
そして浄化が終わったので新しい枝を出して元気な葉をつけるようになったのかもしれません。
花も少し咲きました。
クコの木の生命力の強さに感動しました。
さすがに実をつけるまではいかなかったので、今度は土の改善を試みています。といってもわたしにできることは雑草を置くことだけですが。
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ゆっくり休んで、来年の春にはまた元気な緑を見せてね。
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