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パンくずリストってなんでパンなの? パンくずリストのSEO効果|3分で分かるSEOコラム

パンくずリストとは

パンくずリストとは、サイトに訪れたユーザーが今自分がサイト内のどこにいるのかを視覚的に表した、ウェブサイトの階層順リンクです。

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上記画像赤枠が、弊社コーポレートサイトにおけるパンくずリストになります。
これを確認することで、ユーザーがそのウェブサイト内で自分がどういった階層を進んできたのかを把握することが出来るため、ユーザービリティの向上に繋がりますが、SEOにおいても大きな影響があります。


そもそもなんで“パンくず”なのか

そもそも、なぜこのリンクは“パンくずリスト”と呼ばれているのでしょうか。
英語での表記も「breadcrumbs (list)」と記載されています。

これは、童話「ヘンゼルとグレーテル」からきています。ヘンゼルとグレーテルが、森の奥へ入ったとき、迷子にならないようにと持っていたパンを砕いて家までの目印とした話が由来となっているようです。
(物語の中では、森のなかで動物たちがパンを食べてしまって家へ戻れなくなってしまいましたが・・・・)

上記のエピソードから、ユーザーがウェブサイト内で迷わないようにと、ユーザービリティ向上の観点からも設置されています。

ちなみに、パンくずリスト以外にも「パンくずナビ」「トピックパス」「フットパス」などとも言われます。


パンくずリストのSEO効果とは

ユーザービリティの観点だけではなく、パンくずリストはSEOにおいても効果的です。それぞれの階層がテキストリンクで記載されていますが、これは、サイト内リンクの効果が期待出来ます。

クローラビリティとは、検索エンジンが各サイトの情報収集をしているクローラーというロボットがサイト内をクルクルと周回しやすくなっているかどうかを示します。

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また、テーマ性の向上を簡単にいうと、ウェブサイトのそれぞれのページにおいて、施策したいキーワードで親和性を高めるということです。
SEOの内部施策では、titleタグ、metaタグ、h1タグといった重要なタグに検索結果で上位表示したいキーワードを挿入して、そのキーワードでの親和性を高めます。サイト内部のリンク(サイト内のページを行き来できるリンクの設置)におけるキーワードの挿入も同じような効果があり、パンくずリストでキーワードを含んだテキストリンクを設置し、対象となるページにリンクすることでキーワードの親和性の向上に繋がります。

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どのように設置するべきか

パンくずリストは、通常サイト上部に設置されることが多いです。
TOPページから順に、「大カテゴリ > 中カテゴリ > 小カテゴリ」と階層順に記載することが重要です。
もし、現在既に設置しているパンくずリストの階層が、構造的におかしい場合は見直しをした方が、ユーザビリティの向上につながるでしょう。
そして、ただテキストで記載するのではなく、テキストリンクとして設置するのが重要です。そのひと手間でSEOの効果は大きくことなります。

また、ECサイトなどでは複数のパンくずリストを設置している場合もあります。

例:
TOP > Aカテゴリ > aカテゴリ >商品C
TOP > Bカテゴリ > bカテゴリ >商品C
※ただし、対象の訪問(閲覧)ページのリンク設置は不要
上記の場合は「商品C」ページのリンクは不要

どちらのカテゴリにも含まれる場合、上記の記載も基本的には問題ありません。
ただし、Googleのクローラーは上から順にサイトの情報を読み込んでいくため、最初に記載されたパンくずリストを優先的に認識すると公式に発表されています。それを加味して設置する必要があります。


構造化データの活用

近年では構造化データを利用することで検索結果にパンくずリストが表示される「リッチスニペット」に対応することができます。

構造化データはhtmlで書かれた情報が何を表しているのかを検索エンジンのロボットにわかりやすく伝えるための仕組みです。ロボットがコンテンツの内容を把握しやすいように、テキストに対してタグ付けを行うことで、検索結果にもリッチスニペットとして表示されます。

構造化データでパンくずリストをリッチスニペットとして表示するには、現状のパンくずリストに追加でschema.orgに定義されているボキャブラリーをマークアップする必要があります。マークアップ形式は以下の3つです。

① microdata
② RDFa(RDFa Lite)
③ JSON-LD

主に使用されるのは①と③です。Googleは現在③を推奨していますが(以前は①を推奨)、記載方法やメリット・デメリットなどがそれぞれあるため、自身の技術とサイトに合わせたもの選択する必要があります。


まとめ

パンくずリストは、ページ内でフォントも小さめのテキストで記載されることが多いですが、実は重要な役割を担っているのです。

サイト内のコンテンツは、正しく有用的に設置できるようにしましょう!


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