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固定観念をひっくり返されたい欲

歳をとるにつれて、決まった物の見方に固執したり、世間や時代で良しとされた価値観に寄っていったりと、自分の中で考えや指針のようなものが次第に出来上がってくる。

この考えや指針のようなものを上に積み上げていくと、今の自分の延長で想像しやすい物ができるような気がする。

想像しやすいということは、裏を返せば、将来が見えることで安心を手に入れることだったり、どちらかというと安定する方向に進んでいくようなイメージを僕は持っている。

僕はあまのじゃくな性格なので、これでは何か面白くないなと思ってしまう。
自分がこれまで積み上げてきた固定観念をひっくり返し、全く新しい積み木を積み上げる。そういう試みが大切ではないかと最近思うことがある。

深井龍之介さんの「歴史思考」という本があるが、時代の価値観の差異や偉人の生い立ちを通して、現代の価値観や人生観が絶対的なものではないということが書かれており、自分の感じていることと一致した。

そういうわけで、固定観念をひっくり返されたい欲が沸々と湧き上がっているのだが、手っ取り早い話、環境を変えることが最も有効だと仮説している。

・仕事を変える
・海外を訪れる
・人に会う

などが思い浮かぶ。

特に「人に会う」というのは、伝授してもらったことなのだが、歴史上何かが起きたのは、誰かと誰かが出会って生じているということ。その出会いというのは偶然だったのかもしれないし、会いたいという念が強かったのかもしれないが、何かが起こる契機になっているのは間違いなさそうである。

不確定要素が多いと言われる昨今で、さらに不確定要素を取り込もうとしている僕に何が起こるのか楽しみである。

そして、何も起きなかったとしても、カーネルサンダースのように人生のクライマックスは最後にやってくるのかもしれないと思うのが重要である。

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