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松本人志の功罪

 松本人志はお笑いに実力主義を持ち込み、定着させた。  松本人志以前のお笑いは、芸能だった。師匠がいて弟子がいる。非効率で不透明だが人情があり、たいして“面白くなかった”。だからこそ、観客は安心して笑うことできた。アホなことをやってらぁ、と。例えば、タケシ軍団を考えてみてほしい。彼らはなんとも凡庸でとろい。だからこそ笑える。それは今流行りのスベり芸とは違う。  松本人志はM-1を流行らせ、キングオブコントを仕掛け、IPPONグランプリを作り、すべらない話を産んだ。  今ま

    • くら寿司について

       楽天のクレジットカードを使っている。使うたびに楽天ポイントが貯まるので、そのポイントでくら寿司に行くことにしている。だいたい6千円か7千円分くらいのポイントを使って、くら寿司を食べることが多い。だから頻度はそれほど高くはないが、我が家(といっても僕とパートナー)は、定期的に無料でくら寿司を食べる習慣がある。  くら寿司は焼き肉の食べ放題と並ぶ、”たくさん食べるイベント”の一つだ。だいたい僕のほうが、そろそろくら寿司に行くか、と提案してパートナーが予約をしてくれる。くら寿司

      • 不安と付き合う、乗りこなす 〈憂鬱な月曜日のために〉

         野生の獣は、常に心のどこかに不安を宿していただろう。  明日は獲物が捕まえられないかもしれない。そして、数日も食べることができなければ死んでしまう。それどころか、すぐそこの草陰には捕食者である虎が息をひそめて私を狙っているかもしれない。乾季には水が干上がるかもしれない。今夜眠りについて、穏やかに次の朝を迎えられる確証なんて全くない。  人間だって同じなんだ。諦めよう。  どんなに人類が文明を発達させて、教育のレベルを上げて、野生の生き物とは一見、全く違う世界に生きていても

        • 人間ドックの風景

           人間ドックを初めて受けたのは3年前のことだ。  その日のことはよく覚えている。どこかの部長や役員と思われるおじさん、僕と同い年くらいの疲れた顔をした中堅社員風の男、”会社ではきっとお局的なポジションなんだろうな”と思わせるどっしりとした妙齢の女性が、同じ服(男女で色は違かったけれど)を着て、それぞれ番号で呼ばれ、次から次へと診察室を渡り歩いているのは、なんだかソワソワするような変な気持ちだった。自分がサラリーマンであるにもかかわらず、”サラリーマンがベルトコンベアで運ばれ

        松本人志の功罪

          明日から再開

          明日から再開しよう。1行でいいしね。

          明日から再開

          20231114 泥酔

          泥酔しました。

          20231114 泥酔

          ひとりの時間

          パートナーと同棲している。 家族や恋人と同棲している人ならわかると思うが、一日のうち、ひとりの時間はそれほど多くない。たまたま僕とパートナーは起きる時間が同じなので、朝目を覚ましてから会社に向かうまでは、一緒に歯を磨いたり服を着替えたりする。僕のほうがせっかちですぐに家を出るので、ひとりの時間は全くない。 その後、ひとりの時間が訪れる。通勤時間だ。だいたいインターネットラジオを聴いたり、音楽を聴いたりしているうちに会社に着く。季節の移ろいを感じながらの通勤は嫌いではない。

          ひとりの時間

          20231112 メタファーでしか説明できない

          時間って不思議だ。 過去は存在しない。未来もまだ存在しない。じゃあ今は存在するかというと、存在するようなしないような、よくわからない。 時間は流れたり、進んだり、飛んだりする、と言われる。実際は、水のように物理的に流れたり、車のように前に進んだりしていないのに、なぜかそんな呼び方がしっかり来る。 時間のあり方を、流れる、進む、飛ぶという動詞がうまく表しているのだろうか。いや、むしろ、流れる、進む、飛ぶという言葉、メタファーによって、時間の意識が固定化されてしまってはない

          20231112 メタファーでしか説明できない

          20231111 思うこと、行動すること。

          地球環境は大切だと思う。 澄み渡る秋の空気や青く美しい海を汚すべきでないと思う。孫の代、その先の世代の人たちも、僕たちが享受しているこの自然と共に生きてほしいと思う。 ただ、僕は車に乗るし、プラスチックも躊躇わずに使うし、あまりに細かなゴミの分別にはうんざりする。 ということは、僕は、地球環境が大切なんて全然思ってないのではないだろうか。本当の本当にそう思っていたら、行動に現れるのではないか。 ちょっと極端に言うと、その人がどう思っているか、ということは、その人がどう

          20231111 思うこと、行動すること。

          20231110 お疲れ様

          今週もお疲れ様でした〜〜

          20231110 お疲れ様

          20231109 今日思ったこと、考えたこと

          ・仕事が順調だ。理由はわからない。まあこういう時は追い風に乗って揚々と仕事をしよう。考えずに乗れ! ・ゴチの結果発表のドローン演出、あれ本当になんなんだ。 ・読者を想定しない文章ってあり得るだろうか。何年も秘密で日記をつけている人ですら、”自分”という読者がいる。どんなに秘密な個人的な文章であっても、”自分”という読者の自意識を気にしながら文章を書いてしまう。あるいは書けないことがある。誰の目も、自分の目も気にしないような真に自由な文章があるとしたら、それはどんなかたちを

          20231109 今日思ったこと、考えたこと

          20231108 今日の感触

          ・朝の目覚めがよく、仕事もそこそこ捗り、なんだか好調だった。昨日結構飲んだんだけどなぜだろう……。わからん。体調や気分が”やや良い”状態の日を続けるのはとても大事だ。特に30代以降は。 ・ネットや本で得た健康知識を完璧に実践しても、必ずしも”いい感じ”になるわけではないのが体調の面白いところ。一番大事なのは今自分がどういう状態か、意識的に見つめて原因を探って試行錯誤を繰り返すことなんだろう。 ・僕は健康マニアではないけど”サプリマニア”だ。今でもマルチビタミン、高濃度ビタ

          20231108 今日の感触

          20231107 飲み過ぎ

          飲みすぎました。反省はしません。

          20231107 飲み過ぎ

          20231106 今日の良かったこと

          今日は有給で、旅行の最終日だった。 ・福井のソースカツ丼が美味しかった。飛び切り印象に残るようなものではないかもしれないけど、確実なおいしさを感じた。昨日食べた海鮮丼も、派手さはないが確実な素材のおいしさを感じた。福井はそういうものなのかもしれない。 ・旅行中に河合隼雄の本を読んだ。大学のころに村上春樹との対談本やライトなエッセイは読んだことはあるけど、一応しっかりとした心理学の本は初めて。自分のペルソナは、自分にとっての異性の原型(アニマ)とは、影の人格とは、思いを巡ら

          20231106 今日の良かったこと

          20231105 考える

          好きなことや快楽を感じること、例えば美食や芸術、セックスについて考えるのは煩わしい。 ただ没頭し、全身で集中してそれに浸りたいと思う。わざわざ無粋な考えで、楽しく、美しく、刺激的なモノを無駄にしたくない。 一方で、嫌なことや不安に思うことについてはついつい考えてしまう。考えることで、その対象に対する解像度を上げて、なにかその対象を乗り越えるための知恵に辿り着きたい、と思う。 最近、これってよくないんじゃないか。と感じ始めた。第一、嫌なことの解像度を上げても解決にはつながら

          20231105 考える

          20231104 旅行、知らない街を歩く

          旅行に来ている。 旅行中は、色々な物を見て色々なことをするから、意識が自分に向く時間が少ない。 窓から見える曇り空から微かに除く陽の光と鈍色の日本海が、なんだかモネのようだった。 知らない街を歩くと、その街のひとつひとつの家に家族がいて、固有の時間が流れていることに感心して少し圧倒される。当たり前だが、僕が知らないところでも生活は息づいている。 僕がこの家に生まれたらどんな人生だっただろう。そんなことを思いながら旅先を歩くのは特別な感慨がある。 明日は写真を投稿してみ

          20231104 旅行、知らない街を歩く