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モルディブ旅行2023、その3、海中世界ほかの生き物たち

 上↑二回に続きまして、2023年3月の、コモ・ココア・アイランド旅行記、最終回になります第3回目です。

 前回の食事編でも昼間はとにかく泳いでいたので朝昼はアルコールを入れずに、と書きましたが個人的モルディブ旅行の主眼といえば部屋からすぐのお手軽シュノーケリングでの海中世界見物なのでした。今回はそのシュノーケリングを中心に陸上含めた生き物たちについてです。今回は写真主体、字数少なめに行きます!

ココアアイランドのシュノーケリングについて

 シュノーケリングといっても魚は海に一様に分布するわけではなく、大半、特に熱帯魚的にイメージされる鮮やか模様のやつは珊瑚礁エリアに住んでいます。そうした珊瑚礁(リーフ)がリゾート内にあり、部屋から好きな時に容易にアクセスできる島が多いのはモルディブの強みで、ここココア・アイランドもそうしたリーフがあります。大雑把にいうとリーフは二つで島の北側、水上コテージが並ぶ側の沖50mくらい先に島と平行に広がるエリアと、その反対側の南側にある本島の桟橋二つの直下にやはり島に沿って広がるエリアです。こちらは部屋を出て数分で本島に渡り桟橋もしくはビーチに拠点を作ってから、アプローチすることになります。
 なお、島側のリーフの真ん中にある二つの桟橋間は出入りの船が発着して危険なので遊泳禁止なので、実質的には3つのエリアが存在することになります。
 北側のリーフは部屋のテラスから海に入って向かうことも可能ですし、また水上コテージの桟橋から沖に向かって分岐して伸びた桟橋でリーフ真上まで行ってそこから直接のアプローチも可能です。南(島)側のリーフはそれぞれの桟橋、もしくは島のビーチ各所からアプローチ可能なので、その季節/時間の潮の流れに合わせて都合のいい場所から海に入ります。

空撮による島及び周辺景色。公式から借りました。公式にはリーフが分かりやすい画像がなかったのですが、画像右手に並ぶ水上コテージの沖がメインのリーフで右側に見切れている桟橋の先から直接入水可能です。画像左側の島側のリーフは二つある桟橋が入ってそれぞれ手前と奥まで泳ぎ進めるか、もしくはそれぞれのビーチから入るかその時の条件と気分で選びます。

なお島側奥の桟橋は海に降りる階段があるので入水もそこから上陸も可能、手前の荷物搬入用桟橋は階段がなく、直接桟橋から海にダイブ(1Mくらいか)して入水は可能ですが、海からは上がれないので陸に戻る場合は手前のレストラン近辺で上陸します。
レストラン近辺と奥の砂州の付け根にはデッキチェアとタオルの用意があり、レストラン近くにはシャワーとトイレ、それに冷水とタオルの用意も、砂州の付け根あたりはそうした設備はありませんが、島の内側に1分程度歩くと、温水ジャグジー・プールがあるので、そこに付属のトイレとシャワー、それからジャグジー・プールが使えます(こちらも冷水とタオルがあります)。
レストラン側ではウェイターが適宜冷水のサービスをしてくれますし、砂州側のデッキチェアにはクーラーボックスにやはり冷水とタオルの用意があります。またどちらもレストラン/バーにドリンク注文可能ですが、砂州側はウェイターがいることが少ないので、こちら側からの注文はやや難しいと思います。

 リーフに入るとわりとすぐ一気に水深が数百メートル落ち込むリーフエッジがあり、様々な魚がてんでに泳いでいます。これは多分午後でビーチの砂が引き潮で流れ出てきて視界が悪くなった時間帯の写真ですね

 これら水中写真は前回(2015年)にココアに来る前に購入した防水コンデジで撮ったものです。もともと廉価なものでカメラとしての性能自体が低いのと、

1)ゴーグルをした水中ではファインダーを覗けないので大体この辺に魚がいそうと見当をつけた位置に向けてシャッターを押すしかない。

2)水中泳ぎながらの撮影なので、自分も魚も常に動いている。特に魚は人間よりはるかに動きが速く、また追うような動きをすると逃げるので画面から見切れやすい。

3)水中でゴーグルをしていると合わせてものが拡大されるので、目で見えるのとカメラで写った画像の距離感がかなり食い違い、見えているよりもか5割がた遠く(小さく)写るので接近を図る必要がある(が、上にも書いたように接近を図ると魚は逃げる)。また人間の目の方がカメラよりも受光性能がいいので、自分が見ているよりも暗い画像になりがち。

 といった条件でまともな写真撮るのはぼちぼち難しい条件ではあるのですが、それでも魚は豊富にいるので、明るさだけには気を付けて、適当にカメラ向けてシャッター押していればそれなりに写せます。

 ただまあ今回は7回目のモルディブということもあり、写真撮影よりも泳ぎながら自分の目で楽しむことを優先したのと、カラフルな熱帯魚的な魚はやや内側に入ってやや浅くなって珊瑚が並ぶあたりに多く、そこでは写真を撮るよりもまず珊瑚にぶつからずに泳ぐ、避けて動けるルートを探るのに注意を払う必要があるので、カメラ構えている余裕がなかったということもあって、実際に目撃した種類の1/10も写せていないです。

 後海亀は妻は3回見かけて併泳などもできたそうですが、わたしは地上にいる際に2度見かけただけで水中では遭遇できずとかもあったりで、まあモルディブの海の魅力のほんのかけらしか捉えられていないのですが、その上で部屋からすぐの場所で、これの10倍くらいには鮮やかで多様な海中世界をいつでも気ままに覗けるという魅力の一端は感じてもらえれば、と思います。

ヨスジフエダイ他
同じくヨスジフエダイの群れが深度違うところに幾つか
すごくよく見る群れですが名前分からん
これもヨスジフエダイになんか混ざっている。これも視界が悪化してからの写真ですね。
モルディブ固有種、パウダーブルー・サージョン・フィッシュ。これは非常によく見ます。リゾートによっては大きな群れで見られたりも。
テングハギ
モンガラカワハギ。愛嬌ある顔立ちと模様ですが、歯が鋭いのと産卵期は縄張りを守るので侵入者とみなされ噛まれると危険。
チョウチョウウオの一種で英名Racoon Butterfly Fish。確かに顔の辺りの模様がアライグマっぽい。
フグ。距離があるけれど結構でかい。50cmくらい。愛嬌ある顔立ちで好きなんだけれど、カメラ向ける間にそっぽ向かれてしまって残念
ゴマモンガラ。これも結構でかい。ちなみにこれも産卵期には気が荒くなり、テリトリーへの侵入者とみなされると攻撃してくる上、強力な顎と大きな歯があるので危ない。指を噛み切れるくらいの威力があるそうです。
ブラックチップ・シャーク。これは成体で結構でかくて1M50くらいはありそう。見るとヒヤッとしますが、モルディブの海ではしょっちゅう遭遇します。まずは無関心でとっとと去っていく上に動きが速いので中々近い写真が撮れない。
カスミアジ。流線形の体形と模様の具合か水中で発光して見える感じでとても綺麗な魚で好きなんだけど、やはり動きが速いので近くで撮りにくい。これも見切れてしまいました
この辺は部屋近くの浅瀬。モルディブのリゾート内の珊瑚礁は2016年のエルニーニョで壊滅してしまったのですが、こうして小さな珊瑚があちこちに出てきていて珊瑚礁の蘇りを感じられたのはうれしかったです
同じく部屋近くの小さな珊瑚に集まるミスジリュウキュウスズメダイ
テーブル珊瑚も復活してきました。これは結構浅いあたりで水温もあがりそうなんだけれど、元気に育てているようでなにより
同じく浅いエリアのテーブル珊瑚など。こうした珊瑚の複合的に集まったエリアが出来てくるとより海中が華やかになります。ただこうした浅いエリアは砂が舞うのでどうしても視界は悪くなってしまいますね。
以下は桟橋上から見えたもの。エイですね。これはよくいて底を這いずり回っていたり
コウイカ。宇宙人ぽいフォルムと透き通った体躯による異質な美しさに見入ってしまいます。
浅瀬でも鮫は大中小サイズどれもよくみかけます。これは中くらい
蟹。大小無限にいる
ややイグアナっぼいトカゲ。モルディブでトカゲとヤモリは見かけやすいのですが、ココアは全室水上コテージということもあり、日中陸地にいることが少ないのであまり見かけませんでした。
やどかり。ちょこちょこ動きます。昔はリゾートによってはヤドカリ捕まえて賭けレースを余興にしていたりしたそうですが、動物愛護意識が高まった昨今はそういうのは無くなっていると思います。
サギ。どこのリゾートにも一羽はいて、ビーチに佇んで魚を狙っています。
シロハラクイナ。食堂近くに住み着いているらしく、食べこぼしを狙ってかかなり近づいてくる。あるいはプールサイドで水を飲んだり。ちょこちょこ歩いてかわいい

 ほか大きめのコウモリも主に夕方に飛んでいたりするのですが、こちらも動きか早いのとタイミングが合わずに写真なしです。ともあれ日々海の生き物を眺め歩き泳いだ五日間でした。

 ということで、3回に分けてお送りしてきました、今回のモルディブ旅行記は終わりです。さて円安などによる価格高騰もある程度定着しそうな雲行きなので、次はいつに行けるのかは全く未定ですが、またパンデミックによる渡航制限などが起きることなく、三年以内くらいに行けたらいいなと思っています。

*魚の種類については以前のモルディブ土産に買ってきた図鑑を参考に、和名はググって調べましたが、生きた魚はモルディブ行く時とたまの水族館と飲み屋の水槽くらいでしか見ないという全くの素人なので色々間違いはある可能性が高いです……。すみません。

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