成功するリーダーは誠実である
バイタリティあるヤングリーダー
昨日は隣の部署の人たちが私の送別会を企画してくれました。私は総務なので、会社の人たちみんなと関わりますが、やはり物理的に席が近い部署の人たちとは言葉を交わす機会も多いので、自ずと親しい度合いが濃くなります。
送別会を仕立ててくれたのは、隣の部署のマネージャーのひとり。私に仕事上の無茶ぶりをよく仕掛けてきた人でしたが、私もなにかと頭をひねって力を貸してきたこともあって、よく懐いてくれていました。ちなみに私より20歳ほど年下です。生意気なところもありますが、それをカバーできるバイタリティがあります。
高ストレス者の多い職場にあって、その部署だけは活気があるのはそのマネージャーが部下を引っ張っているからなのでしょう。部署のリーダーの資質によってその部署の雰囲気はがらりと変わるのだなと、見ていてつくづく思います。知識があるとか、資格があるとか、技術に長けているとか、そういう能力とは別の人間性が物を言うように感じます。
品格が人を惹きつける
どんなに取り繕って、気取ったことを言っていても、または小金を持っていたとしても、人の育ちや品格というのは、ふとした瞬間の何気ない所作や発言に滲み出るものです。人は、品のない人間を敏感に嗅ぎ分けます。
トップの人徳のなさはそういうことなんだろうと思います。採用面接の時に耳障りの良いことを言われて入社してきても、入ってからトップを心の底から信頼している人を見たことがありません。すぐに本当の人柄を見抜かれるので、見切りをつける人がほとんどです。だから人が入れ替わり続けるだけで、いつまで経っても会社の規模が大きくならないのです。
人格を磨くことこそが真の成功をもたらすと説く『7つの習慣』に書かれている通り、自分だけがのし上がろうともがいたところで、結局人はついてこないし、何かを永遠に追い求め続けるだけで幸福を実感することはありません。トップもあの本は絶対に読んでいるはずですが、きっと人を利用する目線でしか読んでいないので、その本当の意味するところを理解できないのでしょう。残念なことです。