退職したら服を縫うんだ
自己流
初めて服を縫ったのは15年ぐらい前のこと。実家に眠っていたレトロな生地をもらったことがきっかけです。レトロな柄だったのでレトロなデザインにしたくて、いろいろと型紙を探しました。やっと出会ったのが洋裁学校の文化学園が出していた『Dress Style Book』というムック本です。60年代っぽいデザインのワンピースのパターン(型紙)が載っていて気に入りました。
子どもたちが小さかった頃に、簡単な子供服を縫ったことはありました。でも自分が着る服を縫うのは初挑戦だったので、説明文がシンプル過ぎるこの本は初心者には難易度が高かったです。
それでも試行錯誤しながらなんとか着られる服が縫いあがった時には、すごい達成感がありました。私は小柄なので、サイズの合う既製服がなかなか見つかりません。自分で自分にぴったりの服が作れたことに感激して、以来、年に1枚ぐらいのペースで生地を仕入れてきてはワンピースを縫っていましたが、私の技量で作れるのは夏物ばかりです。
秋冬物が縫いたい
厚手の生地で袖や裏地のついた服を作ってみたいと思ってはいましたが、さすがに誰かに指南してもらわなければ作れそうにありません。でももし自分が着たいデザインの服を自分の身体に合ったサイズで作れたら…。相当嬉しいじゃありませんか。オーダーメイドの服なんて、プロに頼んだらとっても高価なんですから。
近所のマンションの一室でこぢんまりとやっている洋裁教室を見つけました。既存のパターンを自分のサイズに直すやり方から、縫い方のコツなんかを、教室に通って習得したいと思っています。上手に作れるようになったら、私と同じように既製服のサイズが合わない人のために、服を作ることだってできるかもしれません。ちょっと緊張しますが、新たな世界が開けることに胸がわくわくしています。
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