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『粉々になった鏡のカケラ』ダリル・アンカ著 から思うこと

 何ヶ月かかかったけれど、面白かった!この本は言わずと知れたバシャールのチャネラーでありハリウッドの映画人でもあるダリル・アンカの初の小説である。700年後の地球と宇宙の物語。

 別にこの本を読んだから感化されてそう思うのではないのだけれど、最近、私にとって、このような世界の方が自然だと感じられる。つまり、物語の真偽はどうあれ、地球以外の惑星にも当然、生命体や文化は存在しているということ。これだけ多くの星々が宇宙にあって、地球だけに人間(もしくは人間に似た、あるいは人間に似ていないけれども生命体)が生きていると思う方が逆に非科学的であり、無知なのではないかとずっと思ってきた。

 以前勤めていた大学の同僚の先生がいわゆる「オカルト」に興味がありそうだったので、少しそういう話をしたことがあるが、彼はあくまでも「オカルト」=恐ろしい話、ありえない話、トンデモ話としてしか捉えていなかった。もしかしたら大部分の地球に住む人間がそう思っているのかもしれないけれど、とても古臭い印象を受けたし、そのことにひどく違和感を感じたのを覚えている。

 もちろん、トンデモ話も沢山あるとは思う。けれども、宇宙は広く、宇宙人と一言に言ってもおそらく色々な人がいるのではないかと思う。

 例えば、逆の状態を想像してみる。
 ・・・例えば自分が宇宙人であり、地球を宇宙から見ている立場だとして・・・・・
 自分は地球にひどくに憧れている。宇宙には色々な星があるけれど、地球は美しくて、そこに住む人たちは、記憶を持って転生する一部の人々を除いて、自分たちは宇宙で唯一の人間だと思っている。まるでアマゾンに住む先住民のように。その先住民と同じく、原始の状態を保つため、外界からのコンタクトは今の所できない。

 地球に憧れる宇宙人は沢山いるそうだ。自分もそういう人たちと同じように、地球に憧れて、記憶を消して、転生した・・。

 地球は今、未曾有の大事件の最中である。このことは確実に有史以来の大きな事件の一つだし、それは地球の歴史にとっても重要な分岐点だと思う。その重要な分岐点を地球で肉体を持って経験できるということは、もしかしたら希少なことかもしれないし、自分で選んできたことかもしれないし・・・・。

 想像し始めると無限に広がってしまう。そう、これは全て私の想像。でもとても自然にそう思える感覚というのがどこかにある。そしてそれが本当かどうか?というのは重要ではないと思っている。ちなみに、想像できることは全てパラレルワールドに存在しているというバシャールの言葉を信じれば、無限に存在するはずの私の現実の一つなのかもしれない。

 ともかく、本の続きを心待ちにしている!


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