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テレビの衰退♯3 せっかく良いドラマに巡り合って来たのに、過去の亡霊に縋りつくフジテレビは不安だろう


0.下記の記事のシリーズです。

■フジTV港浩一社長 多田亮編成局長がキムタクに縋り付く

■フジテレビの編成局長になった多田亮氏が過去にこんな事いっていた。

■フジテレビが頼りにするキムタクは、映画の宣伝に岐阜祭りを使った

木村拓哉「『ぎふ信長まつり』は非常に大事だったので、僕が『行きたい!』と思って行かせていただきました」自身のラジオ番組で語る

東京FM 2022-11-20 (日)

TOKYO FMのラジオ番組「木村拓哉 Flow supported by GYAO!」(毎週日曜 11:30~11:55)

木村はその日、映画「THE LEGEND & BUTTERFLY(レジェンド&バタフライ)」(2023年1月27日(金)公開)で織田信長役を演じた縁があり、11月6日(日)に岐阜県で開催された「ぎふ信長まつり」に参加するため、福富平太郎貞家(ふくずみ へいたろう さだいえ)を演じる俳優の伊藤英明さんとともに岐阜入りをしていました。

「そのタイミングで僕は岐阜に行っていたので。ガンズも大事ですけど、追っかければまた観れるだろうと思って。『ぎふ信長まつり』は非常に大事だったので、僕が『行きたい!』と思って(岐阜県に)行かせていただきました」と話していました。

天下のキムタクが、地方のマイナーな祭り「ぎふ信長まつり」を映画のプロモーションに利用しないと、映画の興行が不安とばれてしまった瞬間。




1.動画配信サービス「FOD」が『silent』の爆発的大ヒットが会員数増加を後押しし、有料会員数100万人を突破しました。

『東京ラブストーリー』の様なバブリーな生活が自分が出来るとは思えないので憧れより白けが大きくなる。
多田編成局長様には下記の件は理解不能でしょうね。
それより、身近な優しい人達に触れてみたいという顧客層(F1層)の大方の気持ちがひっそりと『silent』をリアタイともう一度見る見る行動につながった。



2.フジテレビの多田亮編成局長が古いコンテンツに固執する

長澤まさみ主演『エルピス』に「地味な内容にするな!」と口出し、現場が辟易する“ドラマ界の大物” 
10/10(月)

■フジテレビジョン専務取締役編成局長大多亮氏がフジテレビのドラマの品質を落とした張本人。

「月9」枠で『PICU 小児集中治療室』(吉沢亮主演)が、また、24日からは「月10」枠で『エルピス-希望、あるいは災い-』(長澤まさみ主演)

「2作品とも、他ならぬフジ上層部のダメ出しをなんとか回避し、制作にこぎつけたそうです。

実は夏前の人事で、かつてトレンディドラマで名を馳せたプロデューサーが現場復帰。彼の影響で、フジドラマの制作スタッフの士気はダダ下がりなのだとか」(スポーツ紙記者)  

そのプロデューサーとは、フジテレビジョン常務取締役の大多亮氏
90年代に『東京ラブストーリー』や『101回目のプロポーズ』、『ひとつ屋根の下』などのヒット作を次々と生み出し、社会現象を作り出した人物だ。 そんな“ドラマ界の超大物”である大多亮氏は、近年、番組制作や編成から離れていたが、今年6月の人事で編成に復帰し、現場に“口出し”できる立場に戻っていたのだ。

「『PICU』や『エルピス』に限らず、それまでに企画されていた段階の作品に、大多亮氏のダメ出しが入ったそう。同氏の“鶴の一声”で消滅してしまった企画も多数あるといいます」(同・前)



【筆者の感想】

またやっているのか?と言うのか最初の感想。
2013年の失敗の再来か?

※週刊ポスト 2013年5月31日号

2013年折しも、フジテレビの視聴率は凋落の一途をたどっていた。
2010年までは7年連続で年間視聴率3冠王を記録していたが、2011年には日テレにその座を奪われ、『相棒』『お試しかっ!』などのヒットを連発するテレ朝にも追い抜かれようとしていた。
 そこで「切り札」として投入されたのが大多氏だった。プロデューサー時代の1980年代後半から1990年代にかけ、『東京ラブストーリー』『101回目のプロポーズ』『ひとつ屋根の下』など、視聴率30%超の大ヒットドラマを立て続けにプロデュース。ライバル局の幹部も「フジが早急にテコ入れに打って出た」と警戒を強めていた。
 大多氏も本気だった。「フジテレビらしさを取り戻す」(『週刊現代』のインタビューより)と号令をかけ、一気呵成に新企画を連発したのである。

 しかしこれが裏目に出た。

大多氏の強いプッシュで開始したバラエティ『アイアンシェフ』が大コケ。伝説的番組『料理の鉄人』のリバイバルだったが、初回以降は視聴率10%に届かないどころか、5%以下の超低空飛行を続け早々に打ち切りとなった。
 同番組のみならず、大多氏の「本職」であるドラマ部門も散々だった。鳴り物入りの先クールドラマ『dinner』が平均視聴率10%にすら届かず、他のドラマもボロボロ。また、鈴木保奈美や山口智子、江口洋介といった“昔なじみ”ばかりをキャスティングしたことも、「まるでお友達内閣」と批判を招いた。
「オリジナル脚本ものでヒットを飛ばしてきた人だけに、常務就任当初は“もうコミック原作には頼らない”と意気軒昂に宣言していた。
それなのに、いつの間にか全て自分の栄光の時代のリバイバル頼み。W浅野を復活させて『抱きしめたい!』をやろうとか、もうスタッフも呆れていました。
“もう大多ではダメだ”と大多さんの味方はどんどんいなくなった。亀山さんが社長になれたのは、いってしまえば大多さんが“勝手にコケた”からにほかならない」(別のフジテレビ社員)


いや、『PICU』は10月10日に無事放送出来て良かったね。
とにかく近年まれな良いドラマ。
コア視聴者はもちろん、F3層迄巻き込めそうな良いドラマです。

大多亮氏が口を出すというこの事実が、フジテレビの衰退の根幹原因です。


■『PICU』の今週のyahoo記事のコメント欄は、賞賛で溢れていいた。

近頃こんな真っすぐ社会問題に向き合ったドラマは少なくなってきたので、邪魔されずに良かった。

bxr*****
凄いドラマだった! 重たい内容を真摯に事実にちかい形にみせて さまざまな医師が今そこに存在するような 感じで、なぜ子供が死んでしまったのか 記憶が薄れないうちに、議論してゆく場面 どうしたら 次は命を助けれるのか、つぎへと生かす姿勢は医師達に尊敬をいだく、脚本がリアルで素晴らしい ヤスケン、吉沢亮の演技のすばらしさ、 田舎の医者や訳ありの木村医師も存在感ある 賞賛の声が大半をしめ、トレンド2位になって いた、こんごの展開も期待している

aal*****
吉沢君の泣きの演技は本当に素晴らしくて引き込まれる。女の子がしこちゃん先生の袖を掴んでママって力無い声で言う所は涙無しには見れませんでした。民放のドラマは軽いノリのイメージだったので、これまであまり好んで見なかったんですが、このドラマは重厚感があって見応えありました。久しぶりに見たいと思えるドラマでした。来週が待ち遠しいです。

ooh*****
初回から重厚な内容だね。今までのフジの作り方なら患者を助けて明るくスタートさせるだろうけど、助からない設定にしてこのテーマの重さを出したのは意外。フジも変わったのかな。期待するよ。

xrq*****
【鉄板ドラマ】老若男女が見るドラマが警察と医療ドラマである。昔の7人の刑事 太陽にほえろ 西武警察 看護婦物語 愛と死を見つめて 白い巨塔など。
■今回のPICU は新たな切り口なので新境地でのファンもゲット出来ると思う。

sha*****
今現在、自分の子がPICUではないですが、NICUに入院中です。 場所は違えど1話目を見て胸がグッとなりました。 自分の子もあと少し搬送が遅かったら助かりませんでした。2件断られて3件目で受け入れてくれた病院があったから今も生きています。 医師の方々や看護師の方々が懸命に命と向き合ってくださっていること、また生まれた命が日々健康に育ってくれることは本当に奇跡なんだと実感しています。 今後運ばれてくる命とどう向き合いながらPICUを盛り立てていくのかとても楽しみです。また命を救ったとして、その先に待つ現実なども描かれるのか気になるところです。 医療従事者の方々、命を繋いでいただきありがとうございます。

ich*****
広大な北海道、ただPICUまで遠くて時間がかかって、結局間に合わなかったという単純な設定だと思ってましたが、3ヶ所はしごしてからの到着だったとは…。そしてイッセーさん演じる高齢の医者、これは泣けました。若手医師不足、過疎地ならではの現状。これが実情なら由々しき問題です。離島の問題と同じく、政府関係者、お偉い医療トップの方々には何とかして頂きたいです。この手のドラマは、いつも俳優さんって凄いなと思わされるのですが、吉沢さんの憑依型に心打たれました。今までキングダムや大河ドラマも評価されてますが、まだ患者が亡くなるのを初めて見て衝撃を受けている様を始め、新しい吉沢亮を見ることができました。ホントに皆さんの演技には引き込まれますが、主演が吉沢さんでなかったら、違う感覚で見ているのだと思います。子供が亡くなっても淡々と会議を進めることへの辛さ、そしてそれを嗜める先輩医者の堪える辛さ…。切ないなぁ…


★中でもこの記事がドラマに関して一番深く表現している。


金城綾香 プロデューサー

このドラマを制作することになったきっかけは、金城Pが担当していた『グッド・ドクター』(18年)で医療監修をしていた杏林大学医学部の浮山越史教授からの提案。「とても素晴らしい『グッド・ドクター』という韓国ドラマのリメイク作品だったので、次はオリジナルで小児医療をテーマにした作品を作りたいと思っていたんです。その取っ掛かりを探していたときに、浮山先生から『PICUをドラマにしてみてはどうか』と言っていただきました」という。

コロナ禍になる前の2019年、浮山教授に誘われて小児救急外科の学会に参加し、その懇親会で、安田顕演じる植野のモデルとなった日本のPICUのパイオニアの一人である埼玉県立小児医療センター小児救命救急センター長の植田育也医師と対面。日本の小児医療業界が置かれている環境の厳しさや、日々困難に立ち向かう医療従事者の人々の話を聞き、「これはドラマにするべきだ」と決心した。植田医師は、今作でPICU担当の医療監修として参加している。

ドラマを作るにあたって、主人公のモデルを植田医師でなく、経験の浅い小児科医に設定したのはなぜか。

「ある程度リアルをベースにすると、やはりその現場を伝えるのが一番衝撃があり、ドラマはドキュメンタリーに勝てないところがあると思っているので、ここはドラマの中に物語を持たせたいというのが1つ。それと、資格を取って医者にはなったものの、PICUが何なのかよく分かっておらず、その後の人生がどうなるのか全く想像がついていないような若者が主役になったほうが、彼の目線でいろいろなことが描くことができ、単にPICUの再現ドラマにはならないと考えました」

●金城綾香 1987年生まれ、兵庫県出身。
12年フジテレビジョンに入社し、『5→9~私に恋したお坊さん~』『グッド・ドクター』『犬神家の一族』『監察医 朝顔』『SUPER RICH』『元彼の遺言状』など手がけ、22年10月クールで『PICU 小児集中治療室』をプロデュースする。

多田さん!金城さんを潰さないで欲しい。


続く

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