戦略と分析のはなし
こんばんは、独立診断士を目指す30代、
そうきちです。
前回の記事で、
「分けることは、分かること」
という話をしました。
「会社」は様々な要素が複雑に
絡み合って構成されている
ひとつのシステムであるため、
理解するにはいくつかの要素に
分ける必要があります。
融資担当者の目線
銀行が、企業に対して融資を実行
してよいかの判断においては、
定量分析(財務分析)、
定性分析(事業性評価)を行い
過去の実績、及び現在の状態を
理解すれば足ります。
(簡単そうに書いてますが、
実際はこれが難しいです)
分析を行うための武器として、
3C、5F、SWOT等のフレームワークが
広く知られています。
用意された枠を埋めれば
なんとなく会社のことを
理解できた気分になれますよね。
ここまでは銀行の目線でお話
しましたが、
視点を経営者目線に変えると
過去~現在の話ではなく
明日の経営、戦略をどうするか
が一番大切です。
経営者の目線
今後の戦略をどうしていくか
を考えるには、フレームを埋めた先に
もう一歩踏み込む必要があります。
(銀行からコンサルに転職した理由
のひとつとして、この
「もう一歩踏み込む」
をしたかったことがあげられます。
・・・実際には、現職ではやりたいことが
出来そうにないので
独立したいと思っていますが)
以前の投稿で、
と記載しましたが、
戦略を立案するには、分析によって
一度バラバラにしたものを
もう一度、ひとつのストーリー、
システムとして組み立て直す必要があります。
マッキンゼー日本支社長、会長等を歴任した
大前研一氏は著書『企業参謀』の中で
戦略と分析について以下のように記載しています。
分析と異なり、戦略立案には
汎用的なフレームワークは存在せず、
人間の頭の極限を使って組み立てる
必要があるということです。
これまでの話を自分なりに整理したのが
以下の図です。
経営戦略ではなく
システム構築に関する本ですが、
戦略と分析について
本質的な示唆を含む文章として
こちらも紹介します。
「システム」という言葉を「会社」に置き換えれば
そのまま経営戦略に当てはめることができる
内容だと思います。
おわりに
前回の投稿(「分けることは、分かること」)で
と書いたにも関わらず、
また取り留めのない話になってしまった気がする。
3C分析について書きたかったのに、
二回に渡って長々と前置きを書いてしまった。
ただ、フレームワークを使うときの自戒を
込めて自分の考えは整理できたと思うので
次こそは本題の3C分析について記載します。。
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