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自分らしく自分なりの人生を

6月も中盤に突入。先週は弱り目に祟り目の状態で何が僕をこんなに悪い状態にしているのかと疑いながら過ごしていたが、ようやくいつも通りになってきた。そんな中、今日はSNSでこんな言葉を目にした。「Stay just the way you are」(そのままのあなたでいて)という言葉だ。以前投稿した人間関係の記事も多くの方に読んでいただき、スキもたくさん頂いた。人間関係の問題はいつも存在していて消えることはない。そして時には人間同士の中で、いじめが起こり、命を絶ってしまうことさえ起こり得るのだ。

誰もが知る名曲を数々と生み出したシンガーソングライターの中島みゆきさん。「ファイト!」はとても背中を押してくれる曲だ。そんな中島みゆきさんは1979年04月~1987年03月までの8年間ラジオパーソナリティとして「中島みゆきのオールナイトニッポン」という番組をもっていた。その中である中学生から1通のハガキが送られ、中島みゆきさんがそれに返答するというコーナーの中で今でも語り継がれる放送回がある。もちろん僕自身、生まれる前のことなので記事を読んで知った話しではあるが、内容はとても考えさせられるものだったので共有したいと思う。

みゆきさんこんにちは。わたし、世界で1番のブスです。誰が見たってブスです。自分でもわかっています。わかってるんです。でも人から変な態度取られると、やっぱり傷つくんですよね。周りの友達から毎日ブスって言われて、街歩いてても吐くマネされて。学級の男子からは睨まれて、おまけに生徒会長の人からは目の前でいろんなこと言われて。ああ、目の前が霞んで見えない。字も書きにくい。でも頑張って書きます。わたし、今年受験です。志望校に願書も出します。だけど、だけど、その高校には恐い人がいます。中2の終わり頃、何度も何度も目の前に立って吐くマネして、みんなの笑い者にされました。同じ高校に入ったら、またイヤなことされて、毎日泣かないといけないのかと思うと勉強できません。死にたいなって思ったり、わたしが死んだらあの人たち喜ぶだろうなとか考えます。お母さん恨んだけど、恨んじゃいけませんよね。ここまで育ててくれたんだもの。みゆきさん、こんなわたしでも、生きてて良かったって思うこと、ありますよね。堂々と人前歩けるようになれる日、来ますよね。その日を夢見て頑張ります。そして、そして、みゆきさんのコンサートの日には、今のわたしでないわたしになってみようと思います。
1984年02月07日「中島みゆきのオールナイトニッポン」

それに対する返答。

日本中でこの今の番組を聴いてる人。誰が一番醜く見えるかわかると思います。このハガキをくれたあなた。そのくらいのことわかる人が、日本中にいっぱいいると思います。今あなたの周りにいる学校の、そういうことを言う、あなたを傷つけた仲間だけが人間だと思わないでほしいと思います。これから色んな人に会っていくことと思います。世の中狭く見ないでくださいね。女の子は、金さえかければある程度いくらでも美人になれるとわたしは思います。顔ってのはいくらでも作れます、金さえかければ。でも、金かけて綺麗になれないものもあると思います。コンサートの日は、アンタのままのアンタで、おいでよね。また来週。
1984年02月07日「中島みゆきのオールナイトニッポン」

初めて読んだ時は涙が出た。僕自身いじめられて、からかわれて学校に行きたくないと思ったこともあるし、何もかも捨ててしまえばいいと思ったこともある。だからこそ深く深く感情移入してしまう部分があるし共感できる部分がある。だけど中島みゆきさんの言葉がすべてだと思う。今の自分のままでいい。ありのままの姿でいい。そう感じることができた。

今年も残り半年。自分らしく生きてこう。


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