自分の経歴だからこそ、考えているパン屋さんのスタイル
1直線にパン職人としてキャリアを築いていない自分だからこそ、浮かんでいるパン屋を営む上で大切にしたいことがあります。
それは、餅は餅屋スタイルです。
甘いと思われるかもしれませんが、自分の思う姿勢で商いができて、営み続けることができたら、きっと何か気づいてくれる人もいるんじゃないかなって思ってます。
そんな気持ちでまだお店を構えてもいない段階で理想と夢を書きます。
僕はやっぱり自信を持って焼けるパンはサワードウブレッドしかありません。
美味しいからいろんな方に楽しんでもらいたいと本気で思ってます。
お店を開いた場所で周りのお店みなさんに助けてもらって、協力して、お店を続けていきたいと思ってます。
餅は餅屋スタイルで商いできれば、商店街って復活すると思うし、街も盛り上げるんじゃないかなとも思ってます。
どうして、こんなことを思うかというのも、オーストラリアのサワードウブレッド専門店で働いた経験があります。
サワードウブレッドをお店に並べたい。ってパン屋さんから注文をいただいたりもしました。
3分歩けば自分の働いていたパン屋があるのに、わざわざ注文してくれてお店にそのまま並べてくれるカフェもありました。
僕が働いていたお店も一時はペストリーと呼ばれる甘いパンは別のパン屋さんのパンをお店に置いていたりもしました。
良いものは良い店に頼む。苦手な分野は得意な店に任せる。
すごい素敵なだなって思いました。
同じ分野の商品は一つのお店で作って販売することが常識かもしれない。
利益を考えてもそうするべきかとは思います。
面倒を楽にするのがお客様へのサービス。かもしれない。
バラエティに富むのがお客様のニーズに応えること。かもしれない。
日本では3分くらい歩けば、もっと安く買える場所があるなら歩く。
別の場所で作ったパンを置いてるなら、作ってるパン屋で買う。だってその方が安い。って思考になりますよね。
なので、オーストラリアで感動した餅は餅屋な商売法は通用しないかもしれない。
そもそも、サワードウブレッドを注文してくれるカフェやパン屋さんがいないかもしれない。
けど、やってみる価値はあるんじゃないかと思ってます。
1人で全部のニーズに応えようとして、自分の身を削って不健康な生活を送ってしまったり、そもそもの質まで落ちては本末転倒と思ってます。
「全部の質を上げて作って提供するのが商売というもの」
と、言われてしまえばそれまでだけど、僕はそんなに器用じゃないんです。
得意じゃないものは作りたくないし、自信のない商品を作ってまで、お金をいただきたくないんです。
「そんなこと言ってなれないのが商売。」
と、さらに叩かれるかもしれません。
だからこそ、業界の皆さんの自信ある商品に頼らせて欲しいんです。
僕は自信というか、自分で作って広めたいと思うパンがサワードウブレッドだけです。
物語を持って、メッセージを込めて作れるパンがサワードウブレッドだけなんです。
不器用という名の素直な気持ちです。
1点しか強みがないから、お店を営む夢を諦めるのはもったいないと思ってます。
パン職人としてキャリアが少ないと自覚もしているしからこそ、自信のないパンを今から学んで売り物させるまでには相当な時間がかかると思っています。そして、これ以上、お店を開く夢を先延ばしにしたくない気持ちがあります。
だからこそ、オーストラリアのように、サワードウブレッド以外の素敵なパンやお菓子は調達させていただいて自分のお店で販売させて頂ければと考えています。
自分の得意なことが1つだけ。他は皆さんに助けてもらっています。
そんなやり方でも生きていける、商売していける仕組みを実現したい。持ちつ持たれつの経営で街として盛り上げることができないか挑戦してみたいと思っています。(ただ単に、強みが少ないだけで助けてもらいたいと願っているように思われてしまうかもしれませんが、、、)
サラリーマンから、脱サラして、オーストラリアへ行ってパン職人として働いて、帰国して、復職して、パンをまた作って、、、と、遠回りしながらも、近づいて見つけられた自信あるサワードウブレッドで商売したいという気持ちがあるので実現してみたいです。
自分の学んできた、見てきた世界と経験を元に考えているスタイルなので、きっと実現できるかなと思っています。
不景気で、汚職あったり、政治家さんのよくわからない裏金話などでため息ばかりの息苦しさを感じる世界。
辛いことだらけでは辛いです。
もう普通なんてないんじゃないかと思えてもきます。
大事なことは、ひとりひとりが
心を失ってはいけない。
彩りある毎日を過ごそう!
そして美味しい食べ物に囲まれようです!
美味しいサワードウブレッドを食べてみませんか?というお誘いですw
自分らしい商売の教科書の厚みを増やして、次の世代とか興味を持っていただける方へいつか共有できれば良いなっても思ってます。
そんな願いであり、自分が目標としている商いのスタイル、餅は餅屋さん商売についてのお話でした。
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