5月･6月リーフレットの編集後記
こんにちは。スープストックトーキョーです。5月もいよいよ最終週ですが、いかがお過ごしでしょうか。今日は店頭でお配りしているリーフレットの編集後記をお伝えします。
スープのお供に、おいしい１冊
私たちは日頃より、各店の店頭でリーフレットを展開しています。約2か月に１回というペースで展開し、ブランドの歴史とともに、リーフレットの発行を続けてきました。
2017年頃からは、スープのお話に留まらず、テーマを「生活価値」に拡げて、折々のテーマでお届けしています。たとえば食材のこと、産地のことだけでなく、器・本・花・手紙・空間・旅・アートなどの特集をしてきました。今の編集部は社員を中心とした4人。テーマにあわせて、ライターさんやカメラマンさん、イラストレーターさんなどクリエイターの方々と毎度ドリームチームを組んで創りあげています。
2020年ここまでのテーマ
今年の１・２月は「私を信じる、わたし」というテーマで、女優の室井滋さん、フードディレクター・ソムリエの川上ミホさん、テキスタイルデザイナーの氷室友里さんに「私の今」をじっくりと伺いました。透明感のあるお写真はキム・アルムさん。インタビューは社外から編集部に入っていただいた菅原良美さんに担当していただきました。
今年の３・４月号は「毎日に花を」をテーマに、この数年春の恒例となったお花の特集でした。目黒にある花屋のOEUVRE（ウヴル）店主の田口一征さんにそれぞれの日常風景に合うお花を選んでいただき、酒井優衣さんに普段の景色がより愛おしく思えるようなお写真を撮っていただきました。私たちも会社のデスクに置いています（笑）
ブランド初の「メイク特集」！
5月・6月号は、スープ専門店のリーフレットとして初めての「メイク特集」です。テーマは「私のメイク、私のカラー」。
おうちで過ごす時間が増えていくと、鏡だけでなく、パソコンの画面に映る自分の顔を見ることがなんだか増えますよね。人と顔を合わせる機会が減っても、自分の顔には毎日出会い、いつもよりも顔を見ることが増えたような…？時々不思議な感覚になるものです。
なかなか思う通りに外出ができない今。顔をメイクする、というよりも、気持ちをメイクするような。たった一人のためにはじまった「スープ専門店」の私たちだからこそ、たった一人の”自分”のためのメイク特集にしたいなと考えました。
誰にも会わない日でも、自分のためにメイクをしてみるとなんだか気分が上がります。フルじゃなくても良くって、ポイントで全然良いのです。誰にも会わないからこそ、挑戦ができるのも今ならでは。メイクを通じて、自分に優しく触れて、いたわる時間が生まれたら嬉しいです。
どんなことにも通じますが、トレンドと上手に付き合って、常識は自分らしく見つめ直して、ひらめきにときめく！その瞬間や感覚を大切にするような。そんな特集にしたいと考えました。
巻頭にはこんな言葉を綴っています。
表情を彩ると、心が上向きになる。
自分の中に小さな変化を起こす、
それぞれのメイクにまつわるエピソード。
この言葉の通り、特集面では、4人の方にそれぞれの”上向き”や”変化”のエピソードを伺っています。今回ご協力いただいた皆さまをご紹介させてください。
YeYe（イェイェ）さん
2011年デビュー。様々なアーティストの楽曲にゲストヴォーカルとして参加したり、CM の楽曲提供や出演を行うなど幅広く活動。最新作『30』が全国のレコード店にて発売中、及び各ストリーミングサイトにて配信中。Instagram @yeyestagram http://yeye.me/
服部 円（はっとり・まどか）さん
編集者、大学院生。武蔵野美術大学卒業後、ファッション誌の編集者を経てフリーランスに。 2019 年4 月より麻布大学 獣医学部にて、ネコとヒトにまつわる研究をスタート。現在は「飼育環境によるネコの顔形態の変化」についてリサーチ中。Instagram ＠ madokahattori
中里虎鉄（なかざと・こてつ）さん
フリーランスのフォトグラファー、ライター、イベントオーガナイザーとして活動中。ノンバイナリージェンダーであることを公表し、ジェンダーやセクシュアリティについて、自らの経験や思考をトークショーやメディア等で発信している。Instagram @kotetsunakazato
阿久津菜々子（あくつ・ななこ）さん
美容師。ライフスタイルに合わせたヘアデザインやメイクを提供。昨年、男の子を出産。植物と共に暮らすこと、絵を描くこと、インテリアなどを趣味に、日々身の回りにある自然に" 色" をつけることを大切に生活しています。instagram@nanakoro
たくさんの質問をさせていただきましたが、お一人お一人のカラーを感じるコメントをお寄せいただきました。ぜひ店頭でご覧ください。
Soup Friendsに、吉川康雄さん登場
毎号おひとりの方にじっくりとお話を伺う「Soup Friends」では、アメリカを拠点に活躍するメイクアップアーティスト、吉川康雄さんが登場です。吉川さんの審美眼に触れると、技術だけではない、メイクの本質と楽しさを教えてくれます。目の前のひとりの姿に正面から向き合い、必要な美しさをかたちづくる吉川さんにメイクのパワーについて伺いました。
吉川 康雄 （よしかわ やすお）さん
メイクアップアーティスト。83年から活動開始、95 年に渡米。NY を拠点にモード誌のカバー写真や広告、著名人のポートレートのメイクなど担当し、CHICCAブランドクリエイターとしても活躍。現在もNYを拠点に活動しながら、美容情報サイト「unmixlove」を立ち上げ、取材や執筆もこなす。2020年夏頃に新刊本『あなたは美しい。その証拠を今からぼくたちが見せよう。』（大和書房刊）の発売を控えている。
アメリカ在住の吉川さん。WEB取材で初めてお会いする私たちに、とても真剣にチャーミングにたっぷりお話を聞かせてくださいました。Soup Friendsは、WEBからもご覧いただけます。ぜひ早速読んでみてくださいね。▼▼▼
一部店舗では営業を再開しました
スープストックトーキョーでは現在TAKEOUT・物販の限定営業を行ってきました。一部店舗では、席を間引くなど安全策を講じながらもEAT INでの営業を再開しています。
ぜひお立ち寄りの際は、スープのお供にリーフレットをどうぞ。おうちでじっくりお楽しみください。
それでは、今週もいい１週間になりますように。
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