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#読書感想文 我慢してやってもどうせ不満は漏れて感謝もされず関係をこじらせるのだから。

『こじらせない練習。―今を生きる人のための心理学』石原加受子(2015)

自分中心心理学のレッスン本。しごとうまくいかなくてヒントが欲しく。

思考と感情を切り離す。

「こうすべきだ」と自分の感情を抑えて(または気づかずに)対応しても
無意識レベルで不快感を覚えていれば、言動ににじみ出る。
すると相手も不満を感じ取って、不仲が始まり、
「我慢してまでやったのに」感謝も評価もされず、嫌悪感はさらに募る。

他者を優先して"考える"のではなく、
自分の"感じ方"を最優先する。

自己中心的に好き勝手振る舞う、という話でなく、
自分を大切にするシンプルな基準を持つ方が
変にこじれた大きなトラブルにならず、自分を救い、愛せるよ。という話。


他者へ明確な敵視でなくとも、緊張や怯えも「相手は敵だ」がデフォルトモードになっていることから始まっている。
それは相手にも伝わるし、
自分も、事実を否定的なフィルターを通して解釈して受け取ってしまう。

これは感情でなく、思考から生まれる”感情もどき”

「今」起こっていることを、思考やイメージを挟まずに「感じる」ことを目標に。


今しごとでうまくいかなくて。
来週からここを意識してやってこうと思った。

「手伝ってあげる」仕事のお節介
=自分と相手との「責任の範囲」の見極めができていない
同僚の責任を「職場全体の責任」と思い込んで背負ってシャシャらない。
手伝わなくてもいい。自分が気持ちよく手伝える範囲だけ。判断は上に仰ぐ。

断らずに我慢していても、相手からも思うように感謝はされず、感情をこじらせてしまう。

全体のために自分が我慢して、という姿勢は無理があるから、
不満がダダ洩れて、結局人間関係をこじらせて
小さな指摘も出来ない雰囲気が大きなミスを生んで損害を与える。

急に投げられる仕事には「何時までに仕上げますか?それと、今やっているこの仕事とどちらを急ぎますか?」と”今”の”自分”のための一言を、自分を守るために積み重ねていく。責任を自分が負わないために。

それをすぐ言えるように、今日これをやる予定なんですが、とリスト化してすぐ言う準備する。だからやりたくない、ではなく、あくまでご相談で。優先順位決まれば、やるぞ!と切り替えて進めるから。

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