Universe & University 2024/04/11
・1960年のカナダ映画『Universe』を観た。Youtubeで映画配給会社が公式に上げている。30分くらいの短編。
・この映画の功績を一言で表すのは難しい。それは例えば、監督のローマン・クロイターがIMAXのシステムの発明者であることや、キューブリック監督がこの作品を見て『2001年宇宙の旅』に視覚効果担当のウォリー・ジェントルマンを起用であることからも分かる。
・そして一目鑑賞すれば、CGが無い時代でもこれほど仔細に宇宙や星々の姿を表現した特殊効果の発想力が伝わる。超新星爆発や銀河の回転の描写は見事だった。
・これを見た子供たちは、宇宙への夢を抱いてくれるかも。ロマンを受け継いでいくには、優れた物語が必要だ。
・今学期も大学の図書館に世話になる。本日久しぶりに訪れたが、少し蔵書が増えたという印象。小説の棚の前に立つと、いくつか見かけなかった本がある。森見登美彦作品が増えた?
・あと、物語研究の棚で『サイエンス・フィクション大全』という本を発見した。
・この本。派手な表紙なので見かけたら気付いてたと思う。日本のアニメまで網羅しているみたいなので、読み応えがありそう。
・大学の一番の利点は図書館だと思っている。無料で知識の宝庫にアクセスできる権利を得られるだけでも、大学に入学した甲斐がある。そして、心安らぐ閲覧室があるのも良い。本のための宮殿。
・図書館は、一生飽きない。
・帰途にて家の前で、大家さんに会った。気さくな御婦人、関西らしい口調の方だ。
・私を含め、アパートに住む全員の顔を覚えているらしい。あと、数年前に挨拶に来た私の母のことまで覚えていた。有り得ないほどの大家力。
・もしかしたら数年居座るかもしれません、と言うと「理学部ならそうよね」と笑っていた。ちゃんと大学生の事情を把握している辺りも凄い。
・いつも顔を忘れてしまうので、申し訳なくなってきたな。ある意味で、現在で一番恩を感じている相手かもしれない。
・折を見て、感謝感謝感謝と唱えるべし。
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