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残りX日で不合格フラグ全部へし折ります 2024/04/09

・漫画『残り一日で破滅フラグ全部へし折ります』全3巻を読了。原作はアルファポリスの小説で、悪役令嬢が自らの死の運命を丸一日かけてひっくり返す活劇。

・物語を短く終わらせるのは極めて難しい。長編より短編のほうが高い執筆技術を要するとさえ言われる。その点で、とても綺麗にまとまった作品だった。一日というタイムリミットで、無駄なく陰謀への対抗策を施していくのは痛快だ。

・一日や一夜を舞台にした作品がもっと知りたいな。『アカギ』みたいに緊迫感で時間の流れを歪ませたり、『ローマの休日』みたいにロマンチックを濃縮してもいい。いずれにせよ、面白くするには相当な想像力がなければならないのが特徴的。


・大学における数学のゼミは、セミナー形式になることが多い。課題となる専門書を皆が読み、代表者が毎週発表する。予習を忘れると簡単に周囲にバレるので、戦々恐々としながら学びを重ねなければならない。

・私の通う数学科には卒業論文という概念がないので、このセミナーが課題研究として卒業要件に当たる。英語の専門書を、暗号解読のように読み進めていく。今日からそれが始まり、早くも高度な数学議論の洗礼を受けてきた。

・まず英語が分からず、加えて動機の学生が何を言ってるのかがわからない。支離滅裂なのではなく、要点がつかめない。それは発表者の拙さと、聞き手としての愚かさが正面衝突した結果だ。つまり、私の勉強が圧倒的に足りてないことを思い知らされるのだ。

・本気で、鬱にだけはなりたくないな。数学で鬱になるのが一番恐ろしい。

・夏の大学院試までは、毎週のセミナーの予習復習と受験勉強が大部分を占める生活になるだろう。自信を保ち続けなければ、自分に負ける。「自分が合格した姿」を想像できるかが、院試戦争の決め手になるだろう。

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