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RPGから学んだこと

別の記事で、私の本業のクライアントには、アニメーターや漫画家、RPG音楽の作曲・アレンジを担当する音楽関係者が居ると書きました。

彼らの仕事部屋は、自宅マンションや木造住宅が多く、普段の作業は自分の部屋で行っている人が多いです。打合せのときだけ、スタジオや編集室などに出向くことになりますが、緊急事態などの影響で、その回数も減ったようです。

ご存知だとは思いますが、原作アニメをもとに作られたRPGの多くは、作画のスタッフと原作アニメのスタッフが重複することが多く、原作キャラの大半がアニメのデザインを踏襲しています。

私は、クライアントの影響を受けて、ミイラ取りがミイラになった珍しい中高年ユーザーです(笑)。弟の息子である甥にはRPGに課金するなよと言いながら、自分がアカウトンを取得してRPGに課金した愚かなユーザーです。

そのRPGの原作は「精霊幻想記」です。使用されているBGMはなかなか出来が良く、アニメもRPGも音楽はとても気に入っています。デザインも原作キャラについては、さすがアニメーターが担当しただけのことはあり、アイコン・動画・壁紙など原作に劣らないレベルになっています。

RPGに課金したきっかけは組織運営だった

自分のアカウントを取得して、最初は完全無課金で、ほぼ中級者グループに追いつき、課金者が専用板のチャットで驚きのコメントや質問をしてくる事態となりました。※昨年、仕事が激減して完全にテレワークのみで作業をしていたので、RPGは仕事中でもログインでき、自動プレイ部分は放置することができます。

私は、元々シミュレーションゲームに慣れており、RPG用語にも親和性があるので、分からない言葉はネットで検索したり、専用板で質問していました。そのうち、自分の属する同盟(ギルド)において、副盟主に昇格して組織運営を代行することになりました。

指名された理由は、システムの理解力とチャット能力です。使いにくいゲーム内チャットでも、早く打ち込んでリターンできるので(笑)、ご年配のユーザーだとは思いませんでしたと。盟主に驚かれました。

私はメールやチャットのリターンが早いのが、一つの特技になっています。スマホは使えませんが、PCのキーボード・マウス操作には慣れています。

そして、同盟内と言うか、サーバー内部において事件が起きました。盟主が5日間ログインできない状況になり、新入りに解任請求権を行使され、盟主の座を奪われただけでなく、同盟を解体されました。この不審者はシステムの盲点を付いた悪質な行為で、複数の同盟を解体したようです。

そこで、次に狙われる同盟(ギルド)を、いくつか想定し、先に潜り込み、自分が栄爵3レベルを取得(課金)して、休眠状態の盟主を解任し、自分が盟主(ギルドマスター)として引き継ぎました。構成員を守るためです。いくらゲームとは言え、課金までして遊んでいるユーザーの権利を奪っていいはずがありません。

システムの盲点だけではなく、コミュニケーションのレスポンスの速さが重要であり、本業の仕事でもレスポンスの速さや内容が、受注・取引に大きな影響を与えるのです。このことを、RPGを初めて体験して学んだのです。

ちなみに、引き継いだ同盟は、休眠状態から、アクティブアカウントが増加して、複数のイベントに参加できるようになりました。ギルドに属していないユーザーなどにチャットで積極的に話しかけ、勧誘しました(笑)。

また、悪質なユーザーが、引き継いだ同盟内に申請してきましたが、私は属性やアカウント名を詳細に記憶して、紐づけしてマークしていたので、すぐに強制的に退去させました。※運営側にも通報しました。

コミュニケーション能力はテレワークに不可欠

ウェブサイト運営などに詳しい知人は、私のことをテレワークに向いていると評価してくれます。

また、同年代の知人には「あなたは特別。普通の人は、そんなことはできない。」と言われました。私から見れば、このネット全盛の時代に、ウェブツールを商いに活用しないことのほうが、まったく理解できません。

同業の建築士にも、防音職人さんだから出来るんですよ。。と言われましたが、そうでしょうか?

ウェブサイト経由の問い合わせに、速やかにレスポンスして、コミュニケーションを図ることが、特別なこととは思いません。

チャットは、たしかに向き不向きはあると思います。実際にRPGのチャットですぐに返事するユーザーは非常に少なく、事務連絡でさえ一方通行になります。ですが、トップグループの上級者ユーザーにチャットで話しかけたところ、非常に丁寧な返事があり、やはり彼らの頭はかなりレベルは高く、レスポンスは速いです。

我々中高年は、頭を使わないとスピードが遅くなります。年齢を理由にした言い訳は、なんのメリットもなく、そういう人は自営業には向かないと思います。言いすぎかもしれませんが。

それにしても、私は特別なオタクなのでしょうか(笑)。特に気にしてませんので、それでいいです。


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