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"socialize"

so・cial・ize /sóʊʃəlὰɪz|sˈəʊ‐/
【動詞】 【他動詞】
1〈人を〉社会生活に適合させる; 社交的にする.
2〈…を〉社会の要求に合致させる,社会化する.
3〈…を〉社会主義化する; 〈…を〉国営化する 《★通例受身で用いる》.
【自動詞】
1社交的に活動する.
2〔…と〕交際する 〔with〕.

全く異なるタイプの書籍を立て続けに読みました。

コチラと

コチラです。

前者は本来、男社会である筈のビジネスの世界で
「対等に渡り歩いていけている」と"思い込んでいる"デキ女に、
その現実との乖離と
理想とのギャップを埋めるための手法、心構えを説く指南書のようなもので

後者は日本を舞台にした、様々な生活様式のいろんな世代の女性が
関わる身内、他者、赤の他人との触れ合いによって
心を揺らがせていくという物語の短編集です。


私には、どちらの書籍に書かれていることも
納得がいきました。ああ、私はやっぱり
「女として」社会の中で生きているし、その枠を出る事はないのだな、と。

そして以前綴った文章で言ったことは
ある意味一定の幻想の上に成り立っていたのかもしれないなぁという想いを持ちました。

男の「仲間」たちとツルんで遊んでいた時はあのままの感覚でもよかった、でも
社会人として立ち回っているときに
男の職場を好んで勤めていながらも
結局私は敢えて自分を男社会の「蚊帳の外」に置いてきたし、
ビジネスの「ゲーム」には参加しなかった。
それがある意味「やりやすく」、また「やりづらさ」を生んでいたのだなぁと。

また、女性たちならではの心情、本能に従った言動を物語として読んだ時に
きちんと移入できているということが
紛れもなく私がオンナなのだという証拠なんだと突きつけられました。


遅まきながら、漸く、
女として人生を送っていかねばならないという覚悟を
持つ時が来たようです。

これはジェンダー論ではなくて
社会的な意味で。

女は強くあっていいし、弱くあってもいい。
「強さ」の定義を
すこしスライドしていけるような手応えを感じています。

改めて、読書ってたのしい。
このフワッとした文で何かを感じてくれた方がいたら
「社会的女性のありよう」のヒントとして
手に取ってそのエッセンスを舐めてみていただけたらなぁと思います。

きっと
理解しきれなくても
理解の糸口を掴めるんじゃないかな。

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