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(音楽レビュー)Thousand Knives/坂本龍一~instrumentalなmusic達part2~

※この記事を見てのサポートはご遠慮願います。
収益を目的とした記事では御座いません。
音楽を文字で楽しくしてみたいだけで御座います。

~はじめに~

こんにちは。
2020年3月から白血病の治療をしております。
病人が暇なので好きな音楽のコトを書かせていただきます。

2013年12月14日
サントリーホールに行ったんです。
東京交響楽団の定期演奏会。
この日のセットリストに
チャイコフスキーの
ヴァイオリン協奏曲があり
それを目当てに妻とおめかしをして出かけました。

サントリーホール

季節も暮れに近く、クリスマス装飾で彩られる六本木。
演奏会の後は六本木にある知り合いの焼き鳥さんとか行って帰りました。
30前半で「少しは大人っぽい趣味になったなぁ」と思いながら、
子供もいなかった妻と二人のデートは楽しかった記憶が沢山あります。
妻とは15歳からの知り合いなのですが、今の所お互いに飽きずに良く付き合っています。
妻以外と6か月以上付き合った彼女なんて1人もいなかったのにね。。

ヴァイオリン協奏曲は結婚披露宴の乾杯後の音楽でした。
インスト音楽を色々と知っていると披露宴の際の曲選びなどで
意外と役立つかも知れませんね。
といってもそんなに使っていないか。。

(音楽レビュー)lesson 5/Shex~instrumentalなmusic達~に続き、
まだまだ好きなインスト音楽はありまして、、
今回は坂本龍一とOEとBulljunの三曲紹介させて頂きます。
インストで括っているだけで3曲バラバラでございます。
それではどうぞ!

~Thousand Knives/坂本龍一~

『戦場のメリークリスマス』で英国アカデミー賞の作曲賞を受賞
『ラストエンペラー』でアカデミー作曲賞、ゴールデングローブ賞、グラミー賞を受賞と輝かしい経歴を持つ坂本龍一。
Yellow Magic Orchestraとしても有名です。
Thousand Knives(千のナイフ)は坂本龍一のデビューアルバムのタイトルでもあり、初期の曲は1978年のもの。
それをこの映像では自らがピアノアレンジとして弾いています。
曲の説明はおこがましいと言いますか、片手間で説明をするような曲ではありません。
ただ、とても表現が叙情的です。内面の感情が外に出てきたような音楽。
軽やかさと重厚感と感傷的な姿と飛び跳ねるようなものと。
この音を聞くと、歌詞がなくても私にはまるで詩が聴こえてくるんです。
これ程に豊かな表現をしてしまうのがまた音楽の面白い所です。

~Tessera/OE~

OEの名義で出している曲です。
この方はOE(Oe tatusya、オオエタツヤ)
私はCaptain funkという名義ではじめて知ったのが、学生時代。
改めて調べてみると東京大学→電通勤務で会社員しながらDJをしていたというツワモノでした。すげぇな。。

当時、人気のDJがミックスする「STYLE」というCDのシリーズがあって、Captain funkは8番目に出てきたんですよ。自分の曲も入れたりしているんですが、まーファンクでおされでセレクトセンスが素敵でした。

90年代後半にとてもファンクな音を出していた彼が2002年にOEという名義で曲をリリースをしていました。
私は買ったのは2004年のDirector's Cutというアルバム。
その一曲目がこの映像の歌です。
今までのCaptainfunkとは全く違う音でびっくりしつつも、
この音楽に没頭してしまった記憶があります。
音楽はジャンルではなく、どのように聞かせるか。
上手な人は上手い。
そう思いました。

~Lil Mo Coke/Bulljun~

タワレコで2006年に「Bulljun & Elbarrio 2016」というアルバムを見つけて、
視聴したんです。
アルバム制作する側の立場で考えた時に、最初の1曲2曲キャッチーな曲を持ってきて「買わせてやる!」とか考える訳なんです。
実際にそういう買い方多かったし。
でもこの人の視聴した時に最初から最後の曲までカッコよかったんですよね。
結構、頭からしっぽまでカッコイイってそんなに無くて、
やはりそれは作曲センスとかアレンジメントなのかわかりませんが、
「あぁー、いいーー」となった記憶があります。
情報が2009年位からアップされていないので、日本での活動は
もしかしたらあまりされていないのかも知れません。

~おわりに~

音楽って楽しいなーと思う所は妄想の世界なんですよね。
「踊る」なんてまさにマイワールドじゃないですか。
クラブでたまに没入して踊っている人を見ると
うらやましくも感じます。

放射線治療の時に思ったんです。
治療中何もすることが無くてただ身動きをしてはいけない。
そんな時にラジオからかかってきた星野源には助けられました。
5分間位辛さを忘れられました。
やっぱ音楽は身近だね。

それではさようなら。