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奏でる

「弾く」と「奏でる」、どちらが適切かしばらく迷った。

わたし個人のイメージだと、譜面にそって鍵盤をなぞるのは「弾く」、そこに感情を乗せたものが「奏でる」。そうすると生後4か月が感情に任せて鍵盤をたたく行為は…「奏でる」、なのかもしれない。

英語だと「play」なのに日本語はいつだって奥深い。

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鍵盤に向かわせてみるも、鏡に夢中な4か月児にとっては、しばらくは鍵盤より自身の顔のほうが興味深かったようだ。

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いつのまにか、手を置いた鍵盤から音が出ることを知る。無我夢中で鍵盤に触れる。音への興味というものは誰もが生まれ持っているのだろう。

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軽やかに童謡を弾いて聞かせる実母の手を握る。動く指が面白いのか、それとも上下に跳ねる鍵盤への興味なのか。

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ネット用にトリミングしているが、振り向いた娘の顔は満面の笑みだった。緊急事態宣言発令初日、家の中で充実して過ごせることは本当にありがたい。

実家で1日の大半をゴロゴロしながら過ごしたが、それでも今日も写真を撮った。こんなご時世、それで十分だ。さて、あしたは何をしよう。

2020/04/08 こさいたろ


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