見出し画像

【 利上げ 】 できる米国、できない日本。これが経済の差  投資家のFIREへの旅路 ♯347

インフレ抑制のため、ついに利上げが実施されることとなりました。
パウエル議長の発表を受けて市場はどう動いたのでしょう?


【 FOMC 】

FOMCにて0.25%の利上げが決定。
年内6回のFOMC全てで利上げを行うことを示唆。

今回のFOMCでは、0.25%ずつの利上げを、年内に6回行うことが発表されました。

この発表を受けて、米国市場は一時下げたものの、持ち直しました。


【 米株式指数 】

S&P500 2.24%高
ダウ工業株30種平均 1.6%高
ナスダック総合指数 3.8%高

米主要株価指数は、そろって上昇です。
パウエル議長が言うように、「力強い」米経済を象徴しました。


S&P500 

出典:Googleファイナンス


ダウ工業株30種平均

出典:Googleファイナンス


ナスダック総合指数

出典:Googleファイナンス



【 パウエル議長の発言 】

パウエル氏は「景気は非常に強く」金融政策引き締めに対応できるとし、リセッション(景気後退)の確率は「特に高まっていない」と付け加えた。

出典:Bloomberg

パウエル議長は、米経済について、「非常に強い」と断言しました。

また、リセッションに陥る可能性は、「特に高まっていない」とも。

こういった、米経済の今後に明るい発言が出たことで、
米市場は、上昇しました。


【 利上げ=経済成長の証明 】


日本の現状を考えてみると、好景気と呼べるような状況でありません。

コロナ感染も減少に向かっているとはいえ、
未だ警戒すべき水準にあります。

そんな日本が、利上げを行わないのは当然です。

このタイミングで利上げなどできるはずもありません。

つまり、
利上げできる経済状況とは、「非常に力強い」ということです。

そして、年内の6回の利上げの見込みは、
年内も、「非常に力強い」経済が続くという証明であるとも言えます。

そういった意味で、未来の数字である株式市場は、
好転したとも考えられます。


【 利上げの勝ち組 】

「金融は現在市場で最も魅力的なセクターの一つだ」

レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャル
ラリー・アダムCIO

利上げ局面において、容姿に想像がつくのが、
金融セクターのプラスです。

銀行の利益とは、利子で決まります。

身近なところで考えれば、
住宅ローンの利子が0.25%上がれば、その支払い総額は大きな差が出てきます。
その差は、銀行の利益です。

住宅ローンは、「変動金利」での契約がほとんです。

今回のような利上げとなれば、利率は「変動」します。

この変動金利は、金利が低ければ支払いは低くなり、
金利が上がれば当然、上がります。


このように、
消費者にとっては、痛手ですが、銀行にとっては、有利に働くのが、
利上げです。

単純に考えても、FOMCのたびに、0.25%ずつ利幅が増えるわけですから、
金融セクターが美味しいのは当然です。


【 SPYD 】

SPYD 業種別構成比率
金融 16.84%

米高配当ETFのひとつであるSPYDは、
その構成比率において、金融が16.84%を占めています。

今後の利上げ局面においては、株価の値上がり益と、高配当の両方を狙えるETFの一つと言えます。

出典:Googleファイナンス

このように、株価も43ドルと高い水準となっています。

昨年は、40ドルを切るタイミングが何度もあったのですが、
利上げが、市場に組み込まれ出したところから、40ドルを切ることは稀となっています。

逆に、追加投資するタイミングがない状況とも言えるのですが、
今後数年にわたる利上げ局面においては、
美味しいETFとなりそうです。


【 まとめ 】

FOMCにて0.25%の利上げが決定。
年内6回のFOMC全てで利上げを行うことを示唆。

S&P500 2.24%高
ダウ工業株30種平均 1.6%高
ナスダック総合指数 3.8%高

パウエル氏は「景気は非常に強く」金融政策引き締めに対応できるとし、リセッション(景気後退)の確率は「特に高まっていない」と付け加えた。

「金融は現在市場で最も魅力的なセクターの一つだ」

SPYD 業種別構成比率
金融 16.84%


今後の投資対象として
金融セクターが安心であることは、容易に理解できます。

そのおすすめがSPYDです。

SPYDの配当落ち日は明日18日!!
まだ間に合いますよ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?