【 利上げ 】 できる米国、できない日本。これが経済の差 投資家のFIREへの旅路 ♯347
インフレ抑制のため、ついに利上げが実施されることとなりました。
パウエル議長の発表を受けて市場はどう動いたのでしょう?
【 FOMC 】
今回のFOMCでは、0.25%ずつの利上げを、年内に6回行うことが発表されました。
この発表を受けて、米国市場は一時下げたものの、持ち直しました。
【 米株式指数 】
米主要株価指数は、そろって上昇です。
パウエル議長が言うように、「力強い」米経済を象徴しました。
S&P500
ダウ工業株30種平均
ナスダック総合指数
【 パウエル議長の発言 】
パウエル議長は、米経済について、「非常に強い」と断言しました。
また、リセッションに陥る可能性は、「特に高まっていない」とも。
こういった、米経済の今後に明るい発言が出たことで、
米市場は、上昇しました。
【 利上げ=経済成長の証明 】
日本の現状を考えてみると、好景気と呼べるような状況でありません。
コロナ感染も減少に向かっているとはいえ、
未だ警戒すべき水準にあります。
そんな日本が、利上げを行わないのは当然です。
このタイミングで利上げなどできるはずもありません。
つまり、
利上げできる経済状況とは、「非常に力強い」ということです。
そして、年内の6回の利上げの見込みは、
年内も、「非常に力強い」経済が続くという証明であるとも言えます。
そういった意味で、未来の数字である株式市場は、
好転したとも考えられます。
【 利上げの勝ち組 】
利上げ局面において、容姿に想像がつくのが、
金融セクターのプラスです。
銀行の利益とは、利子で決まります。
身近なところで考えれば、
住宅ローンの利子が0.25%上がれば、その支払い総額は大きな差が出てきます。
その差は、銀行の利益です。
住宅ローンは、「変動金利」での契約がほとんです。
今回のような利上げとなれば、利率は「変動」します。
この変動金利は、金利が低ければ支払いは低くなり、
金利が上がれば当然、上がります。
このように、
消費者にとっては、痛手ですが、銀行にとっては、有利に働くのが、
利上げです。
単純に考えても、FOMCのたびに、0.25%ずつ利幅が増えるわけですから、
金融セクターが美味しいのは当然です。
【 SPYD 】
米高配当ETFのひとつであるSPYDは、
その構成比率において、金融が16.84%を占めています。
今後の利上げ局面においては、株価の値上がり益と、高配当の両方を狙えるETFの一つと言えます。
このように、株価も43ドルと高い水準となっています。
昨年は、40ドルを切るタイミングが何度もあったのですが、
利上げが、市場に組み込まれ出したところから、40ドルを切ることは稀となっています。
逆に、追加投資するタイミングがない状況とも言えるのですが、
今後数年にわたる利上げ局面においては、
美味しいETFとなりそうです。
【 まとめ 】
今後の投資対象として
金融セクターが安心であることは、容易に理解できます。
そのおすすめがSPYDです。
SPYDの配当落ち日は明日18日!!
まだ間に合いますよ!
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