見出し画像

映画の話551 ブルーアワーにぶっ飛ばす

 都会でがんばっているうちに、知らないうちにたくさんの虚飾や見栄や嘘にまみれてしまうのは誰のせいでもないと思いました。だからこそこの作品はせつないと思いました。
 この映画で描かれる実家のある田舎は、都会的な自己啓発や諭しのようなものは微塵もなく、どちらかと言うと下品で、知的でもなく、がさつで、若者もおらず、遊ぶところもなく、きらきらからはほど遠い世界ですが、本当に自分を見つめる機会というのはそういうところで訪れるのだと思いました。
 とてもせつない良い映画でした。

サポートあってもなくてもがんばりますが、サポート頂けたらめちゃくちゃ嬉しいです。