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始まり(後篇)

この文章は、生徒たち(高校)に向けて、3/4に配信したものを加筆訂正したものです。

 そういえば、来週月曜日は卒業式ですね。保護者の方や担任の先生に立派になった姿を見せてください。
 みなさんは高校生活の始まりはたしか5月でしたね。しかもオンライン。 入学式も、授業も。
 6月になってやっと教室で高校初めての登校でしたね。でもそれも3分の1のクラスメイト。
 学校が始まってからも、3分の1登校や、偶数奇数に分かれての2分の1登校、短縮授業など、厳しい制限下での学校生活でした。学食での食事はとうとう最後まで果たせませんでした。せめてもの教室でさえも「黙って前を向いて食べろ」って私たちはみなさんに言いました。
 野球部のみなさんは、今朝、御殿場に合宿に出発しました。D先生が、
「2019年のクリスマス以来、3年ぶりの合宿です」
とさっきおっしゃっていました。泣けてきます。
 よかったね。卒業する先輩方の分まで全力で合宿に臨んでください。全ての卒業生への一番のはなむけです。
 以前もリンクを貼って紹介しましたけど、改めて貼ります。これはCMで、作り物で、演技で、シナリオに従って決められたセリフを言っているだけで、一企業のイメージ戦略だと分かっていても、そのひとつひとつの言葉が、みなさんの言葉のように思えてなりません。「虚構だからこそ、真実を語れる」というのは文学だけの特許ではないようです。

https://youtu.be/k16g8p4GUE0  
 
 みなさんは、それでも折れずにここまで来たんですね。レアで格別な、唯一無二の高校生活を全うしたんですね。みなさんと、みなさんのコロナ禍の3年間を、心からリスペクトしています。

 いつもだいたい毎日「見ました」を律儀に押してくれていた◯組のきみやきみ、ちょくちょく押してくれていた◯組のあなたやあなた、ある時期に集中的に押しまくっていた◯組の彼氏、たま〜に押してくれた◯組の彼女、全然押したことはないけど読んでくれていた何組かわからないシャイなYou、今まで毎朝の記事を読んでくれて、ありがとうございました。

 Goooood bye , the days with you.
 ◯◯高校は、いつでもきみが遊びに来るのを待っています。

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