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映画の話424 ファイト・クラブ

 見失った自分を取り戻す過程と考えればいいのか、自我が崩壊する過程と考えればいいのか、とてもおもしろかったです。
 不眠症からセラピー、そしてファイトクラブ、全て心理的な事象と、人々のコミュニティーが描かれていて、その中心に自分がいるというのが暗示的でした。
 暴力の解放の中に「本当の自分」を見出すのも、人間の奥底にある始原的、根源的なものだと思いました。

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