見出し画像

映画の話128 デビル

 これも『フォーン・ブース』同様、場所がエレベーターの中だけで、1つのシチュエーションでストーリーが進みます。
 罪を負った人たちが、ひとり、またひとりと何者かによって殺されていき、一体誰が犯人なのか、やはり悪魔の仕業なのか、わからないまま進みます。疑心暗鬼になりながら罪深い人たちがここでも醜い争いを行いますが、もしかすると私たちも五十歩百歩なのかもしれないと何となく思いました。また、神ならぬ悪魔が人を裁く、という発想の斬新さと、一方で、赦す、という普遍的な価値観がうまく絡み合っていると思います。


この記事が参加している募集

サポートあってもなくてもがんばりますが、サポート頂けたらめちゃくちゃ嬉しいです。