映画の話515 変な家
不動産の間取り図にまつわるホラーで、映画は映画として楽しめました。佐藤二朗の演技が素晴らしく、ストーリーのテンポや流れをうまく作っていると思いました。
また、日本的独特の古典的なホラー要素が散りばめられていて、その点も新しいジャパニーズホラーのジャンルを感じさせてくれました。
間取りというのはややもすると意識されない、目に見えているけど見えないもので、でも確かに時々何のためにこの窓はあるのかとか、以前ドアだったところが枠組みだけ残されて急ごしらえの壁になっているとか、ふと気づく時もあります。そうやって家や建物の歴史のエアポケットのようなところにスポットを当てていて、とてもおもしろいと思います。
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