見出し画像

【リスペクト】オンラインライブハウスがTHE FIRST TAKEについて語ってみた

 遂に昨日10月9日(金)19:00から、クラウドファンディングを開始しました。そして、第一目標としていた、初日30%を達成することができました!無名のサービスにも関わらず、ファンディングを快諾していただきました皆様には本当に感謝しています。
 そんな初日を受けて、今回は、音楽の新しい見せ方という点で共通しており、私達がリスペクトする「THE FIRST TAKE」について、ファン目線で語ってみたいと思います。(所要時間7分)

THE FIRST TAKE

ONE TAKE ONLY.
ONE LIFE ONLY.
一発撮りで、音楽と向き合う。
THE FIRST TAKE ホームページより引用(https://www.thefirsttake.jp/)

 THE FIRST TAKEは、アーティストの一発撮りパフォーマンスを配信するサービスです。一発撮り動画はYoutube上にアップされ、10月10日時点で、「LISA-紅蓮華/THE FIRST TAKE」は7374万回再生を誇ります。

 初回は、2019年11月15日公開のため、2020年10月10日現在、一般に公開されて1年も経っていないということも驚きです。THE HOME TAKE、THE FIRST TAKE FES、THE FISRST TAKE MUSICとコンテンツの種類も増えています。

【Point1】パフォーマンスへのフォーカス

 THE FIRST TAKEの動画を始めてみた時衝撃だったのは、その洗練されたデザインでした。サムネイルは白背景にアーティスト、アーティスト名、ナンバリングと色のついたライン(1を表しているとのこと)。THE FIRST TAKEは縦線、THE HOME TAKEは横線で、縦線はスクロールすると一直線になって、アーティストがバトンを繋いでいるかのように見えます。動画では、白背景に一本のマイクでアーティストがパフォーマンスをする
 クリエイティブ・ディレクターの清水さんは、アーティストのパフォーマンスにフォーカスする様子を「千利休の一輪の朝顔」と例えています。(一輪の朝顔の説明が分かりやすかった他サイト
 確かに、文字や色で目を惹くサムネイル、話題性のある華美な演出など、最近はYoutubeに限らず膨大な量のコンテンツがあり、その中で目立たせようとする傾向もあります。また、いくつもの音を重ねて世界観を醸成する楽曲もありますが、THE FIRST TAKEにはそうしたものは一切感じません。純粋にアーティストのパフォーマンス、音楽の魅力で視聴者の支持を集めています。また、海外からのコメントも多く、パフォーマンスにフォーカスすることで得られる魅力は万国共通であることも伺えます。

画面に映されるのは、白いスタジオに置かれた1本のマイクとアーティストだけ。極めてシンプルなデザインには、「演出を徹底的に削ぎ落として、音楽そのものを際立たせたい」(清水氏)という意図が込められている。

「THE FIRST TAKE」が生む“一発撮り”のエンタメ性、コロナ禍の新たなフォーマットに(https://news.yahoo.co.jp/articles/4eb0420910a29d5a3094075c17a7ffdbfcfe9a8c

【Point2】事件性

 次に、感銘を受けたのは、「一発撮りならではの事件性」です。プロのアーティストであっても、一発撮りであれば、何かしらの事件が起きます。特に見ていただきたいのは、「KANA-BOON(谷口鮪)× ネクライトーキー(もっさ) - ないものねだり / THE FIRST」 です。上記リンクは、見ていただきたいシーンから再生されるようにしています。

 他にも、パフォーマンス前のアーティストごとに異なる準備運動・ルーティン、一言など、THE FIRST TAKEの動画でしかと見られない要素はたくさんあります。華美な演出などがなくても、人を魅了する要素は存在するということですね。

【Point3】コンテンツの繋げ方

 本記事でお伝えしたい最後の魅力は、そのコンテンツの広げ方です。THE FIRST TAKEでは、一発撮りをとって動画にして終わりではありません。その一発撮りパフォーマンスを純粋に音楽として、Youtube Musicで配信しています。これにより、目と耳で総合的にパフォーマンスを味わう動画から、耳で聴く音楽へと変換しています。(ちなみに、「KANA-BOON(谷口鮪)× ネクライトーキー(もっさ) - ないものねだり / THE FIRST」はRevengeという形でミスは修正されています笑)

画像1

 品質にもこだわったTHE FIRST TAKEに対する、ユーザーの「音楽として日常的に聞きたい」というニーズに応えた素晴らしい導線だと感じます。このように、「一発撮り」を起点に、動画、音楽、フェス、宅録とコンテンツの幅を広げていく手法は、是非参考にしたい部分です。

おわりに

 今回は、THE FIRST TAKEについて、ただのファン目線で記事にしました。私達のサービス「VR STAGE TOKYO」は、パフォーマンスをVR動画にすることで、「アーティストが自分に歌っている」感覚を引き出します。こうした音楽・ライブの新しい見せ方は是非盛り上がってほしい分野ですね。

是非、クラウドファンディングでのご支援もよろしくお願いします!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?