2020/2/27 「クッションが2つの夢」

・いつものように仕事中にネットニュースを見ていたけど、コロナウイルス一色になっている。ここまで流行していると、もうどうにもならないのではないかと不安を抱いてしまう。不安を抱いてしまうが何で不安なのかと聞かれると回答に困ってしまう。聞こえてくる情報から根拠のない不安を抱いてしまう。不安になっている人を見て不安になってしまい、ウロボロスの不安になってしまう。

マスクもねぇ！アルコールもねぇ！仕事はある！公共交通機関で出勤だ！

手洗いうがいを徹底しましょう。

・夢を見た。どこかの和室で座椅子に座りながらコタツに入っていた。見知らぬおばあちゃん2人も同じようにコタツに入っていた。おばあちゃんとは何か会話があったような気がするが、会話の内容は覚えていない。まるで無声映画のような映像だけが記憶に残っている。

どうも私はこの場所に何度か来たことがあるらしい。何となくそんな気がした。私の横に紙袋が置いてあることに気が付く、「そういえば座椅子の座り心地が良くなかったらクッションを買ったんだった。」そんな無い記憶が瞬時に植えつけられる。いや、あの場所では有る記憶だったのかな。

クッションを袋から出してみると、同じクッションが2つ入っていた。1つ買うと同じクッションがもう一つ付いてきたらしい。仕方がないので、お尻の部分と背もたれの部分にクッションをそれぞれ置いて座椅子に座ってみた。

クッションは案外厚みがあるようだったので2つ置いてみるとどうにも座りづらくなった。座りやすくするためにクッションを買ったのに、余計な善意のせいで座りづらくなってしまった。悲しくなってしまった。

そのことを半泣きでおばあちゃんに言ってみるが、おばあちゃんは2人とも反応もせず前をジッと見つめていた。私はそれを見つめながら涙を流しながら夢から覚めた。

夢なのに夢がない。

・今日が金曜日だということは夢ではないはずなので、夢見心地で一日過ごします。