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HSPの標準装備第1位【共感性】という強みをどう活かして行こうか、という話

今日はストレングスファインダーの資質「共感性」についてお伝えします。

ほとんどのHSPさんはこの「共感性」が上位にあります。

皆川のセッションに来てくださったかたの割合でいいますと、
100名以上の方で分析して
なんと75%のかたがトップ10に持っている資質です。


HSPで共感性を10位以内に持つ人75%!


というのも元々、


アーロン博士が提唱されたHSPの条件のDOES

の中のE( Empathy and Emotional responsiveness)に共感力が入っているので

この結果も、納得できますね。


感情反応が高く、共感力が高いという資質があることがそもそもHSPの条件です。


「共感性」の中で特徴的なのは、人の気持ちを自分ごとのように感じてしまう、感じることができるという資質です。



HSPの共感性とはどういう能力なのか



まるで自分自身の気持ちであるかのように、というのがポイントです。

要するに、他人事を他人事としてあなたはこうなのね、という他者としての理解ではなく、
今この人はこういうふうに感じているという感情や感覚を共有できる、という感じです。


人の痛みや喜びが表に言い表されたり表現される前に本能的に理解すると

表現してもいいかもしれません。





日常の例でいいますと

他の人の忖度の感情や困っている感じとかに気づきやすいです。


この人は今「いいね!」って言ったけど、本当はそうは思っていないな、とわかったり。


ある人が「みんなでこれに申しこもうよ!」って言ったときに、誰かが一瞬「ん~~~(迷)」って思ったことを察知する、など。


逆に、黙って平然を装っていても
『あら、嬉しいのねええ〜〜〜〜💌』

これらを感じてしまう、そういう能力です。





「共感性」がある人は、

小さい頃から当たり前のチカラとして使っているので

人より共感の強度が高いということを気づけないことがほとんどです。

それを指摘してもなかなか受け取ってくれません。笑


かくいう私も、「人の気持ちやコンディションを読み取る能力について」

え?これ普通じゃない??っていう想いにずっととらわれていました。


強みっていわば人との違いのこと。

なので、

人との違いはどこか?

ということにフォーカスしないと

みんなこれくらいはできるよね、
強みって言われるほど大したことじゃないし…

となると、持っている強みが全部、フォーカスされない『当たり前』になってしまいます。。


これは謙遜というより、その人が認識していないという意味です。





自分の強みを認識するには、

人から褒められたり、なんでそんなことがわかったの?と聞かれたりしたときに、

(自分にとっては当たり前のことでも)

この人はこれがわからなかったんだな気づかなかったんだな、

とか、

これが他の人には出来づらいんだな、

という『違い』を意識して受け止めていきましょう。


______________



「共感性」は4つのグループの中の人間関係構築力に入ります。

人との関係を築く分野でチカラを発揮します。


例えば、「共感性」の高い人がマネージャーだったら部下に対して、

仕事のなかでここが苦しいんじゃないかなとか、

行き詰ってる理由はこれかなとか、パっとみてとることができます。


これって普通ではないってことなんです。
(しつこいようだけど、HSPでこの共感能力がある人はみんな「このくらいのこと普通ですよね、マネージャーだし」とか言っちゃいます)


多くの上司は、部下がどこで躓いてどこが行き詰っているかサッパリわかりません。

そこを話題にして対話しながら進めてあげられるととてもいいですよ。


部下からしてみたら得難い上司です。



フラットな立場での人との関係構築でいえば

例えば

あ、ここが苦しかったんですね、とか

あ~これはちょっと心が痛みましたよね…とか


相手の感情を言葉に出してあげたり(ミラーリングといいますが)すると、

相手はわかってもらえているという安心感のなかにサッと戻ることができます。



HSPの共感性って例えばこういうこと



話が変わりますが


少し前に、腕に注射をする機会がありました。

私は脊髄系にちょっとした持病があって、痛すぎる注射を経験してきたので、注射がすごく怖いです。

また、自分の身体が敏感性をもっていることもわかっているので、薬物を体内にいれることがめっちゃ怖かったんです。


先生に「これってインフルエンザと同じような注射ですか?」ってわけのわからない質問をしてしまい(笑) 

先生がちょっと困った顔をしたのをみて「あ、大丈夫です」って腕をまくりました。


先生が無造作に注射針を指し、注射液が入ってきて肩へまわっていく速度を体感します。

けっこう滲みたんですよね。「う~~~~」って感じで。


↑「共感性」のある方は、ここは共感しないでヒトゴトとして読んでくださいね。w


そしたら看護師さんが

「痛いですよね。今しみてますよね」って言ってくれました。


この言葉がけは

かえって痛みにフォーカスしてしまうんじゃないかと心配する人もいるでしょうし、
患者さんの痛みをわかってあげているという人もいるでしょう、

賛否両論かなと思うんですが
HSPには圧倒的に後者の「共感」が必要です。


自分が味わっている感じや感情を引き出して言語化してもらうことは

安心感につながります。


部下や友だち、お姑さんに対してミラーリング(相手の感情を言葉にする)をして、相手が安心感を得ることができたら、その人とはとてもいい関係が築けます。

この人は信用できる!って。

人間の感情ってそういう仕組みになっています。

わかってもらえた、という相手を信用します。


「共感性」をそんなふうに使ってみていただけたらいいかななんて思います。

HSP共感性の仕事での活かし方



逆に、
仕事でカリスマ性があるとか、

人の言う事はあまり気にせずガンガンやってみることに
強みがある人もいます。

ストレングスファインダーでいう
「指令性」とか「競争性」を上位に持っている人です。

明確な指示だしができる人ですね。



「共感性」の人は、そういうタイプの人のパートナーやサブ的な役目になってあげると良いかと思います。


ガンガン突き進む人たちは、自分がいいと思ったことに突き進むという傾向があるので、仕事を進めていく上で、人の心を踏みにじってしまった、みたいな事態が頻繁に起きます。

それは「売上などの結果」に対しては裏に隠れた「どうでもいいこと」として扱われるかもしれませんが、

長くチームを継続していくことのうえでは、
とてもとても必要なことですね。

それに関して、横でフォローしてあげる役目っていうのも、とても向いているのではないかと思います。

「リーダーはこういう言葉を使いましたが、それはほんとうはこういう意味です」

「今、こんなふうに受け取られましたか?そうですね、わかりにくかったですね。
もう一度確認しますね」

それは起業家に対してのサポートの役目をしている方や
病院などで介護や治療のチームにいる人など

さまざまな部分で活かせます。


「共感性」の人は、感情が大切ということをよく知っているんです。

例えば、

AさんとBさんの会話を傍らで聞いていて、

あぁ、Aさんが言ってるのはそういうことじゃないんだよな、ここのところを訴えているのにBさんは明後日の方向のことを答えてるよな…

とか、わかったりします。

そういう場面に出くわしたときは、通訳者になってあげるとよいかなと思います。

Aさんはここのところについて言っているのかもしれないですよね

とか

ここはあまり重要じゃないけど、こちらが重要だって思ってますか?

とBさんに現在地を示してあげるとか。



そういう働きがあると、仕事やチームの中で「共感性」をうまく使って人の信頼を得るポジションに自然になっていくと思います。


今日はHSPさんの条件にもなっている「共感性」についてでした。

お読みいただきありがとうございます。




お知らせ

◆ストレングスファインダーを受けてみたいな、という方は、ぜひどうぞ。
皆川の読み解きセッションとセットにされる場合は、下記からお申し込みくださると割引のチケットを発行できます。
https://www.reservestock.jp/pc_reserves_v2/courses/16557
(2月の枠は満席になりました。ご迷惑おかけしております。3月でお待ちしております)
ストレングステストを受けてしまったあとだと、セッションのお申し込みをされても割引が効きませんのでご注意ください。



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