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【対人職向け】サポート・支援に使うポリヴェーガル理論講座を開講します

身体感覚からのアプローチで生きづらさを卒業し強みで働く、HSPのための自律神経ケア×強みプログラム「そういう個と。」編集チームです。

記事タイトルで発表しています通り、

対人支援のためのポリヴェーガル理論講座を開講いたします




これまでHSPさんのお話しをたくさんたくさん伺ってきて
HSPさんが自分の強みで社会で働いたり活動したりする日常を手に入れるためには
HSPという神経系の敏感性を知るだけではなく
心身のつながり理論をインストールすることが不可欠だということを実感してきました。

主宰皆川はこれまで心理士さんや精神科のドクターとともに
ポリヴェーガル理論の勉強会に2019年〜2024年現在まで毎月参加し
300時間ほどの研修と実習、
そしてスーパーバイズセッションを受けながら
毎日のセッションにポリヴェーガル理論を応用しながら取り組んできました。

気づけば伴走させていただいたクライアントさんはのべ7,000名以上に。

個人セッションやそういう個と。プログラムを通して
「いてもたってもいられなかった生きづらさが変化して
自分の日常がどんどんラクになりました」
といったご感想をたくさんいただいています。

中には「お母さん、なんとなくだけど、もう大丈夫なんだね
(別に何かを治療していらしたわけではありません)」と存在感の変化に
気づいたご家族に言葉をかけてもらった人もいました。

2018年くらいからこれまでポリヴェーガル理論講座は
主に心理士さんやドクターやトラウマ専門の療法家対象で
どのような対人資格を持っていますか?と参加申し込み時にチェックを入れる方式の
参加資格の厳しい講座が多かったです。
それはトラウマ理論を扱うための守秘義務を徹底できる倫理団体に
属していることが必要だという意味でした。
 
けれどもこの講座で皆川が扱うのは
人が生きづらさを手放す方法の土台となるポリヴェーガル理論。
人が強みで社会で働くためのポリヴェーガル理論ですので、
治療域の話ではありません。
(ただトラウマ化、発達時の長期性メンタルブロックのしくみには触れます)

今回の講座でこの理論を理解していただくために
ふたつの大きな前提を理解していただく必要があります。

①心と身体は正確につながっていて
身体が反応を起こすことが「気持ち」「感情」を左右していることを
理解すること

②生きづらさを手放すには、マインド=言葉面だけを扱うだけではなくて、体感や身体感覚を扱う必要があるということ

これらを実践する秘訣が今回のワンデー講座にはぎゅっと詰まっています。


ポリヴェーガル理論が対人職さんに必要なわけ

ポリヴェーガル理論はYahoo検索で、約5万件の検索があります。
現在でもかなりの検索数ですね。
これからの時代、この理論が「常識だよね」
という方向へ行くのではないかとわたしは考えています。
なぜならわたしの経験から言っても
この理論を使うととても効果があがるからです。

ポリヴェーガル理論は人間のしくみとして
感情や行動のメカニズムを明らかにした理論で、
心臓の拍動の研究家であった
ステファン・ポージェス博士の自律神経研究が
実は世界中が知りたいトラウマのしくみに
つながっていた、というドラマチックな登場でありました。
1994年のことです。

人が動けない場合、
それはすべて「命の防衛」である自律神経に仕切られている。

このことを知り、クライアントさんの状態をみられるようになると
スムーズなサポートを提供できます。

以下のようなお悩みもよく聞きます。 

エモーショナルな負荷をどうする?
カウンセラーやコーチ自身がHSPである場合、クライアントの感情的な体験に強く共感しすぎてしまうことがあり、疲労やバーンアウトに繋がることがあります。
HSPのクライアントは深い感情を持ちやすいため、セッションがエモーショナルに非常に重くなることがあります。

境界線の設定はどうする?
カウンセラーやコーチがHSPのクライアントとの間に健全な境界を維持するのが難しいことがあります。
クライアントが依存的になる傾向がある場合、それを管理するのが難しいことがあります。

結果の期待と現実のギャップを感じたらどうする?
カウンセリングやコーチングがすぐに効果を示さない場合、クライアントやカウンセラー/コーチ自身がフラストレーションを感じることがあります。HSPの特性とそれに伴う課題は個々に異なるため、一つのアプローチが全てのクライアントに効果的であるとは限りません。


この講座の方向性と特徴

現在においても
ポリヴェーガル理論講座には
・心理的アプローチの講座
・発達性トラウマのアプローチの講座
・解剖学ベースのアプローチの講座
などいろいろなアプローチの講座があります。

それぞれの方が
ご自身の領域に合ったものを選択されたらいいと思うのですが

わたしの場合は
社会で働く人、または働きたい人にとっての
強み転換とコミュニケーションをテーマにしています。
悩みがち、や不安、というのは性格ではなくて神経パターンなので
手放していくことができる。

ポリヴェーガル理論は難解だと言われています。
確かに身体構造をすべて網羅するような解剖学メインの視座や
トラウマ療法を目的とする場合はその体系は
スタート地点からかなり難解になります。

この講座では主に働く人たちの領域での知識を意図しています。

もちろん健康を考える領域や
マインドに触れる領域や
強みに触れる領域など
さまざまな視点も必要になるのが働く領域です。

現代は複雑で漠然とした不安の時代とも言われます。
そんな時代のなかで、
「目の前にいるクライアントさんが100%の笑顔になってくれるには
どうしたらいいんだろう」と思われることも多いのではないでしょうか。

そこで、この講座は 治療業界ではなく
「対人職、働く業界、産業界のためのポリヴェーガル理論」
という角度でお送りします。

目の前にいるクライアントさんが笑顔で軽やかに帰っていかれるために
現代ではなにが必要なのかをわかりやすく
ぎゅぎゅっとお伝えできたらと思います。


内容詳細

<前半>
対人支援家がこれから常識にすべき自律神経理論
〜なぜこんなにポリヴェーガル理論が注目されているのか

ポリヴェーガル理論の基本
ポリヴェーガル理論の歴史と背景
・哺乳類としての私たちの行動〜身体反応と感情
・自律神経系とその機能
  〜迷走神経が人間関係から消化・免疫まで仕切っている
・安全と危険の感知メカニズム
・世界のトラウマ療法家が飛び上がった理論内容
  〜シャットダウンの仕組み
・サバイバル三層構造の紹介
 (迷走神経とシャットダウンのメカニズム・社会的恥について
  社会的関与システムについて)
・最適な覚醒領域(パフォーマンスがあがるときの身体)

<後半>
ポリヴェーガル理論とマインドの管理
ポリヴェーガル理論を利用した感情調節理解
・自分を信じるの仕組み(背側迷走神経と自分保全)
・人間関係に不安がないの仕組み(腹側迷走神経と自己調整)
・成果がでるまでぶれない心の仕組み(耐性領域)
・安全な環境の作り方と維持

ケーススタディと実践セッション
安定化のための具体的な戦略
・これからの支援に付け加えるといいこと
・7,000名以上の支援実績からの例
・質問コーナー


①週末1DAY 6時間(前後半) 
②平日夜の3時間(前半)+3時間(後半)
ご都合のいい日程をお選びいただける形で、同内容にて2回開催します。


対象となる方

・カウンセラー、キャリアカウンセラー、ライフコーチ、起業応援、企業人事等の方
・対人資格は持っていないが、この先の仕事として検討している方
・HSPのサポートをするのに決め手となる理論を知りたい方
・企業メンバーや家族の予防のために知っておきたい方
・家族のために知りたい方


日程・時間・参加費

本講座はオンライン(Zoom)にて開講いたします。
ご参加日程によりお申し込みページが違いますのでご注意ください。

①6/9(日) 10:00〜17:00 6h
※13:00~14:00はお昼休憩になります
参加費:9,000円(税別)
9日のお申込みは
こちら

または

②6/11(火) 19:00〜22:00 3h 
 6/12(水) 19:00〜22:00 3h でワンセット

参加費:前半のみ 6,000円 (税別)
    後半のみ 5,000円 (税別)

    前後半同時申し込み 9,000円
11,12日のお申込みは
こちら

*アーカイブ動画つきですが、全部は出られないかもという方のためのご用意ですので、はじめからすべてを動画での受講はできません。(公開1週間限定)
ポリヴェーガル理論は
聞く人、またはそれをクライアントさんに応用するにあたり
その人の神経段階によって違う解釈のように聞こえる場面があります
本講座は対面での講座で丁寧にお伝えすることを旨としています。


ポリヴェーガル理論のススメと皆川の想い

そういう個と。を主宰してきた皆川としては、今回の講座を開催するにあたって
並々ならぬ想いを持っています。
以下、皆川からの熱いメッセージです。

_________________________

わたしたちには本来、いきいきと楽しく生きる権利があります。

朝日をまぶしくカーテンをあけて
「ああ、おなかすいたっ」と思い、
今日は何が起こるんだろう、と好奇心で心を満たしながら
外へ出ていく。

本来の人間の生活は
安心と探究心に満たされたものであれば一番いい。
赤ちゃんのときは、そのような姿かもしれません。

けれども
社会へ出るとお花畑ではない現実にたくさん出会うことになります。

職場の人間関係
パートナーシップ
お金の問題 etc…

そこで「安全ではない危険」、と身体が察知し
それでも我慢して自分の気持ちを封じ込めながらがんばりすぎていると
周りの目が気になってイキイキと働けなくなり
突然会社に行けなくなったり
慢性的に疲労が起こりすぎて
退職や休職を考える
ということが、日常茶飯事という社会になってしまいました。

これまで多くのクライアントさんのお話しを伺ってきて
ポリヴェーガル理論を知らないで対人支援をするなんてありえない、
今のわたしはそんなふうに思っています。

もちろん脳科学も免疫科学も筋骨格系の知識も
言い出したらすべてが人間の状況を決めるわけですが
特に
特に
意識でコントロールできない自律神経の働きは
驚くべき精緻さでわたしたちの人生を支配しています。

クライアントさんの状態を観察し
どのくらい、何をすればいいのか
今何をしても良くて、何をしちゃだめなのか、
それは自律神経の状態を理解することで決まってきます。

自律神経のことを知って
マインドと身体のつながりのところを把握し、
クライアントさんの状態を正確に知ることができたら
すべての人が元気に活力を取り戻すことが可能です。
わたしは「そういう個と。」というプログラムを通して
実際にたくさんのクライアントさんが
社会にもう一度出会い直していかれる様を見送ってきました。

この講座では
理論だけを机上の空論としてお伝えするのではなく
実際の7,000名の声と実例を通しての実感と
体験を通して講座をお届けしますので
それをご自身の支援のなかで直接活かしていただけたらと思います。


2018年にポリヴェーガル理論に出会い、
なんて公平で美しい理論だろうと思いました。

人間の心は
身体と完全に連動している。
仕事するのも
人生も
子育ても
一歩出なさも
不安も
ワクワクも。

すべては、イノチを守る仕組みのなかで起こっています。
自律神経のファーストミッションは
生きながらえること、生命の維持です。

誰でも心が塞いだり
気が重くなったりすることがありますが、
え??なんで?
深く考えすぎじゃない?

と言われ、はっぱかけられて終わり、
というのはよくあることです。

これは「その方の性格ではない!」
神経パターンというものだと理解すると、
解決は100倍早いです。
本講座では、そのメカニズムをお伝えします。


お申込みはこちらからどうぞ

今回の講座は
現時点で資格をもって活動されている対人支援者の方に限らず
これから支援を仕事として考えている方や
会社や組織、ご家庭など幅広い場面で「誰かのため」に役立てたい思いのある方に聞いていただきたい内容になっています。

ポリヴェーガル理論ってまず何なの?
を停滞感や生きづらさを感じている場合の話を入れながらお伝えします。
※守秘義務に触れるお話しはできませんので、すべて架空の仮人物のお話しとしてわかりやすくしてお伝えします。

皆様のご参加をお待ちしております!

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ご自身のために知りたい方へ

【ご自身のために役立てたい方のためのポリヴェーガル理論サクッと3時間講座】は
7/17(水)に開催します。
10:00~ / 19:00~の2回、同内容にて開催予定です。

こちらについてもまもなく受付を開始予定ですので
スケジュールを確保してお待ちくださいね。 


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<HSP強みdeワーキング〜洞察系・共感系・感覚系>
HSPを才能と捉えてこんな見方をすると、シゴトが開けていく。
ワークや実例がたくさん載った主宰皆川の著作。