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出張パーマカルチャー【伴走プロジェクトについて】

わたしたちの暮らし方を、もっと地球の環境に良いものにしたいと思っているけれども、なかなか行動できない現実があると思います。

自分に出来ることから何か始めたいと思っている人の「伴走」を、パーマカルチャーのデザインの考えをベースに、行います。

出張デザインは、完成したデザインを、施工までのパッケージで売るのではなく、あくまでデザイン塾ですので、伴走、もしくはプログラムを作るというものです。その後も自分の手でできたという感覚で、暮らしの中に取り入られるように、依頼者の主体性や、参画が無ければ成立しないことを、ご承知ください。

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僕が学んできた、オーストラリア、タスマニア島のGood Life Permacultureでは、いかなるスケールでも可能なデザインだと、パーマカルチャーの事を力強く語っていました。

パーマカルチャーは、単なるガーデニングの手法ではなく、暮らし方や人や自然、地域との関わり方の可能性を引き出し、いかしあうつながりを作る手法であると思います。

田舎暮らしで、畑と田んぼのある家に住んで、という形でなくても、出来ることはある。そう考えてみると、いままで考えも及ばなかったようなアイデアが、いろいろと湧き出してきます。


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僕自身も、農家、大工ではなかったので、何から始めていいのか、ということは悩み、最初は椎茸のホダ木に菌を打つことぐらいしか思いつきませんでした。

だんだんと小さなボックスガーデンを作ってみることや、小さな小屋を建てて鶏を一羽だけ飼ってみて、夜は籠に入れて寝かせたりという工夫次第で、できることがあるんだなという実感を得たのです。

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長野の友人の借家の庭のデザインを頼まれたのは、このような土地でした。雑草ばかり生えてしまって、ひたすら雑草を抜くだけで終わってしまうという事で、工具とともに出張しました。ビフォアーの写真が、このような形です。

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Before デザイン前のお庭。

まず手始めに、雑草を抜いて、積み重ねるスペース、また、三角形のボックスガーデンをつくります。三角形にすると強度もあり、持ち運びも楽です。道沿いにという事で、キーホールガーデンではないのですが、高さをつけて設置します。

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次に、依頼者と、地域の人とのつながりで、廃材を手に入れることができ、それを貰ってきて、四角のボックス、五角形のボックスをつくります。また、子供も走り回るときに危なくないように、ボックスの角を落とし、柔らかいデザインにして、この三角形の先端も、竹を被せて、仕上がりました。

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After デザイン後のお庭

デザイン、施工をする価値を提供したというよりも、伴走者として、始めるきっかけや、アイデアの引き出しを共有するなどの価値を提供でき、ここまでのデザインに辿り着いたのだと思っています。

このような過程を踏んで、デザインを作ってゆくため、自分はモノを売ること、デザインを売る事ではなく、伴走する、というアプローチをとることがパーマカルチャーらしい方法論ではないかと思い、試みます。

伴走までのプロセスは、以下のようになります。

1.ゴールを描く                            どういうゴールを描いているか伝えていただき、試みようと思っている場所の写真を送っていただいて、相談に乗ります。初回、メール相談無料です。

2.Zoomにてオンラインでアイデア出し
持っている時間、ゴールの設定、地域資源の洗い出し、デザイン案の調整、出張可能か判断。オンライン上で完結するコンサルティング、パーマカルチャーの情報や、レッスンをご希望の場合は、相談、パーマカルチャー講座、一回2000円からのドネーションという形でお願いします。

遠方で、関東の日本でパーマカルチャーサイトにアクセスできない人との交流、情報共有や、デザインアイデア、伴走など、オンライン上で積極的にしたいと思っています。

3.プレ出張
実際に出張してみようとなりましたら、現場まで行きます。初回の下見でパーマカルチャーについてお話しすること、一日で、交通費込みで1万円で中部、甲信越、関東でしたら行きます。打ち合わせられること、デザインや、小さなボックスガーデンでしたら作れます。

4.本出張
その後のデザイン、地域資源の入手、可能であればワークショップとしてイベント開催、施工。ワークショップのプログラムのデザインまで行いますが、参加費はいただきます。デザイン料基本50000円で、三角形のボックスガーデンも4個ほどつくります。

静岡市から100キロ以上離れている所は、交通費、高速代、ご相談させてください。また、別途材料費、消耗品かかる場合には、御負担願います。

伴走プロジェクト第一弾

伴走プロジェクトの第一弾は、今回のケースと同じで個人宅です。

伴走プロジェクト第一弾                  https://note.com/sougorou/n/n68b134949b8c?magazine_key=md4c2686872fa

大きすぎるスペースで、機械と、たくさんの時間と手間がかけれないと始められないんじゃないか、という場所でも、場所の目的を区切って、小さく始めて、コミュニティファームのワークショップ形式で仲間を増やして、だんだんと大きくしてゆくこともできるでしょう。そんなプロジェクトが伴走第二弾です。

伴走プロジェクト第二弾                      https://note.com/sougorou/n/n53c3b625020c?magazine_key=md4c2686872fa 

伴走プロジェクト第三弾は、同じくコミュニティの場所となりましたが、開墾、コンセプトづくりから、何もないスタートから一緒に走らせていただきました。今では、多くの人たちがかかわるん場所となっています。

伴走プロジェクト第三弾                      https://note.com/sougorou/n/nda4630eef24f


フリーランス、専業で活動していますが、パーマカルチャーの記事、書き物等、基本的に無料で公開しています。仕事に充てられる時間を削って執筆しているので、もし、活動に心を動かされた方がいたら、1000円から7000円のスケール型のドネーションでご支援いただけたらとても嬉しいです。