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電話/フォーム営業の盲点

Twitterを見ていたら「電話営業」と「フォーム営業(※)」に激怒しているユーザーがいた。そういえばうちにも営業来るけど、僕は一切イライラしないなと思い、理由を考えてみた。

フォーム営業…企業のホームページなどにある「問い合わせフォーム」から、営業アプローチを実施する営業手法のこと

【フォーム営業とは】実施ステップやポイントなどを簡単解説|法人営業応援マガジン Hot

失礼な態度の営業や相手のことを考えていない営業は論外だけれど、僕は、電話/フォーム営業そのものに怒るのは勿体無い事だと思っている。まずはメリットから。

1.
もしかしたらとても良い商品/サービスかもしれない。普通に自社の課題に効く可能性だってある。

2.
間接的にビジネスにつながる面白い話があるかもしれない。別の困りごとを解決してくれるかもしれないし、業務提携などの協力関係を築けるかもしれない。

3.
何かgiveしてもらえるかもしれない。売り込みしてくるわけなので当然営業マンはgiveの精神で臨んでくる。となると有益な情報、顧客の紹介、ディスカウントなど何かしらこちらのメリットのあるものをくれる可能性がある。

4.
ベンチャーや中小企業など、まだ世に知られてない企業が認知を広げたいときに「自社に届く営業/フォーム営業の数」は認知の広がり具合を確認する指標として使える。だってターゲットとなる顧客よりも、営業マンのアクションの方が早いですから。

「ムカつく」「邪魔」「俺の時間を奪うな」と思ってしまう気持ちも分かるが、ちょっと落ち着いて考えてみると意外とメリットも多いはず。

僕も「お、お問い合わせ来た」と思って見たらフォーム営業で残念な気持ちになったことはあります。ただ、物は考えよう。有効リードじゃないから嫌いになるのではなく、なにかメリットに転換できないか?と発想を転換しましょう。だってこういう営業手法って、防ごうと思ったって防げないじゃないですか。それだったら有効活用する方法を考えれる奴のほうが、僕はスマートだと思うんですよね。

その上で、メリットのない営業や興味のない営業、失礼な営業は以下の4パターンで対応すればOKです。

  • 嫌なら断ればいい

  • 興味のないフォーム営業は無視でいい

  • 顧客のお問い合わせ窓口から来てほしくないなら、営業向けのフォームや電話番号を準備すればいい

  • 「電話を置かない」って手法だってある(弊社は既存顧客用の電話番号しかない≒電話番号を公開してない)

アウトバウンドのバケモノたち

あと電話営業やフォーム営業してた人たちから学べることもある。中には本当にすごい人もいるんですよ。インバウンドで入ったリードから受注するより、アウトバウンドで取りに行ったリードから営業する方が圧倒的に難しい。信頼も信用もない状態で営業かけて受注するなんてバケモノです。

インバウンドの素晴らしさは重々理解してますが、そういうバケモノから学べる事もある。感情的にならずに「たまには、ちょっと話聞いてみるか」の精神で営業に乗っかってみるのもオススメです。

※注意:インバウンドが好調だからってアウトバウンドを馬鹿にする人は、不調時にアウトバウンドのバケモノ達に泣きつく事になるだろう。だから僕は絶対にそういうバケモノ達を馬鹿にしない。ただ最初にも書いたが、相手のことを考えない営業は論外だ。


弊社は電話番号を(ほぼ)公開していないので「営業」「お問い合わせ」「採用」に関する窓口はお問い合わせフォームのみ。そのフォームからたまに「これは!」って営業が入ると社内がざわつくんです。ちゃんと読んでると素晴らしい営業もあるんですよね。そんな人には一度会ってみたくなります。

さて「私フォーム営業得意だよ」って方、ぜひ弊社への転職を考えてみませんか?弊社はフォーム営業も電話営業もしないですが、そんなアウトバウンド営業に強い方を常に探しています。


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