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企業はそう簡単に、企業を信じない。

先日、知人から『なぜ創業期の忙しい中で、ブログだけでなく、Twitter、メルマガ、LINE公式アカウント、社外に出していないクローズドのコミュニティでも、私見を含めた情報発信を行っているんですか?』と質問を受けた。

質問の意図には「広告代理店の集客であれば技術ブログだけ更新していれば良いのに、わざわざ個人の価値観や考え方を投稿するメリットはないのでは?」というものもあったのだが、これに対して私が思っていることを残しておきたい。

企業はそう簡単に、企業を信じない

弊社はさまざまな企業のマーケティング支援を行う会社です。ご依頼いただく際にかかる費用は(法人間取引なのでもちろんですが)個人で簡単に払えるような金額ではないですし、契約期間も最低6ヶ月。一度契約が決まれば、お金も時間も労力もかけていただくことになります。

もちろんご依頼いただければ、私たちはクライアントの事業が成長するように必死に考え、施策を実行し、試行錯誤します。

しかし、それはあくまでご依頼いただいてからわかる話。お問い合わせ前には「本当にこの会社は、ちゃんとやってくれる会社なの?」と疑ってしまうのは当たり前です。私も外部に依頼する際は、かなり疑ってかかってしまいます。

いくらブログを書いたり綺麗なHPを用意しても、企業はそう簡単に企業を信じません。なんせ依頼先の選定を間違えた時のリスクは大きいですから。

※悪徳な会社に依頼してしまうリスクだけでなく、良い会社であるものの自社のカルチャーとフィットしない会社に依頼してしまうリスクもあります。依頼先の企業はそういったリスクを回避したいのです。

さまざまな切り口での情報発信が「信用」と「信頼」の獲得につながる

だからこそ、企業としての信用獲得につながるような情報発信は大切です。それが技術ブログだったり、事例紹介だったりします。

それだけでなく、信頼獲得につながるような企業としての考え方やカルチャーを発信することも同様に大切です。

たとえば弊社の場合、商品を売って終わりのサービスではありません。クライアント1社1社に担当者が付き、多くの場合半年以上の時間をかけて伴走することになります。長い時間を共にするからこそ、お問い合わせ前に、担当者の人柄や考え方は事前に知っておきたいはずです。そしてできることなら、その人と一緒に働いているメンバー、上長、経営陣も信頼できそうな方々か見ておきたい、と思っているでしょう。

何度も書きますが、企業はそう簡単に企業を信じません。技術ブログや事例紹介だけでは足りず、考え方や価値観なども発信し、お問い合わせの見込みがある企業の不安を少しでも解消することが重要です。

そういった発信が集客につながることはもちろん、フィットする企業との取引を増やし、契約後の”やりやすさ”や”楽しさ”につながっていくと考えているため、さまざまなチャネルで私見を含めた情報発信を積極的に行なっています。


マーケティング支援を行うアルテナ株式会社では、法人としての情報発信だけでなく、個人としての情報発信も重視しています(もちろん人事評価には入っていませんw)。個人のSNSやブログ、noteに関して、お互いにアドバイスし合いながら、日々の試行錯誤を楽しんでいます。そんな環境にちょっとでも興味を持ってくださる方がいれば、ぜひ弊社HPからご連絡ください。


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