インプット考 アウトプット考
私の仕事は問題解決コンサルティングです。
つまり、クライアントが抱える問題の解決へ向けた道筋を提案しながら、一緒に解決策を考えていくことです。
コンサルタントはいろいろな道具を使い分けます。
そもそも引き出しがたくさんあるイメージでしょうか。
では、コンサルタントはそれらの引き出し(=道具)を身に着けてから仕事をするでしょうか?
多分人それぞれだと思いますし、私の個人的見解ですが、コンサルタントは引き出しを作りながら仕事をします。
どちらかといえば、アウトプットしながらインプットするという感じです。
「自信がつくまで他人に教えるのは無理。」とか、「専門家になったらそれを仕事にするよ」という方が多いですが、それは多分違うのではないかな。
英語を習得するために、中学校から英語を勉強します。
文法や単語を一生懸命に覚えて、試験に合格して。。。。でもしゃべれない。
水泳の息継ぎは、空気を「吸う」のではなくて「吐く」ことでうまくいきます。
吸うと水が入りますが、吐くことで不思議と水が入りません。
コンサルティングもしかり。
他人に教える、もしくは話すことでそれが身に付きます。
私がコンサルティングを始めた「初心者」のころ、TRIZの事をよく知っていたと思いますか?
もちろん、それまでに本を読んで自分でアイデアを出して勉強しましたが、結局はクライアント先で話をすることが自分の学びになったと思います。
まぁそれでお金を頂くのだから、それで満足してはいけませんし、いまだに満足することはありませんが…。
コロナの時期に、自分の学びを考えていて改めてその原点に復帰した気がします。
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