きょうの聡太くん 2024/7/31
きのう、動物病院で「1日ぶんの量を一回であげていい」と言われ、とりあえずいきなり増やしたらお腹もびっくりするだろう、と1日ぶんの量を昼と夜に分けて聡太くんに与えてみた。
すると昼も夜もぺろっと平らげ、お腹をぽんぽこりんにしながらスヤスヤと眠り、トイレに駆け込んだり吐いたりすることもなかった。ぜんぜん大丈夫だったのだ。
夜のご飯を食べ終えて、台所の床にぺろんと伸びている聡太くんの横に寝っ転がり、「お腹いっぱいになったねえ」などと話しかけたりするのは大変幸せだった。猫と暮らすというのは写真を撮ってSNSに上げたりすることでなく、こういうことが本質的な幸せなのではないだろうか、と思った。
聡太くんが若いころ、ちょっと多めの食事を与えたらお腹がビックリしたのか即でゆるいUNKOを出されたことがあったので心配していたのだが、母氏がいうには今朝は健康なブツをお出ししたらしい。安心した。とりあえず消化のいいキャットフードを探す必要はなさそうだ。
そして聡太くんは朝からいままでの1日ぶんのカリカリを平らげ、その上で人間の目玉焼きを食べようと躍起になっていた。面白いやつだ。
人間は満腹すれば眠くなる。猫もそうらしい。いまなにやら流行っているドカ食いからの血糖値スパイクというのは危険だそうだが、自然に満腹になって自然に眠くなるのはきっといいことなのだと思われる。
お腹いっぱいの聡太くんは大変幸せそうである。まあさんざっぱら人間の目玉焼きを要求したのだが、自然にお腹いっぱいになって自然に眠くなったのだろう、気持ちよさそうに寝ている。
猫は2時間から4時間程度で食べたものを消化するのだそうだ。それならいつも通り朝6時・昼12時・夕方6時でご飯をやるのはちょうどいいのではあるまいか。
とりあえずきょうは動物病院で言われた量を与えてみようと思っている。お腹を壊すようなら量を調整して慣れていただく。なにごともゆっくりでいいのである。
そういえば書き忘れていたのだが、月曜日に聡太くんのワクチンを打ちにいったときの話でひとつ面白い話がある。
人間のワクチン接種と同じで体温を測ったのだが、その体温計が人間用のおでこのやつみたいに、耳に当ててピッと測るやつだったのだ。へえー猫用でもあるんだ、と大変感心した。
いままでお世話になっていた動物病院では、熱を測るときはお尻にブスッとアナログ体温計を突っ込むスタイルだったので、「かがくの ちからって すげー!」になってしまった。
動物病院というのはよその犬猫をたくさん見ることができる。きのうおとといと行ったときは主に犬ばかり見た。猫はクレートなりキャリーなりに入れて運ぶからだろう。
きのう受付で待っていたらでっかい真っ白の秋田犬がエリカラをつけられて出てきて、同じく待っていた別の人の匂いをすんすんとかいでいた。「猫の匂いするでしょー」とかがれた人がいっていて、「やさしい世界……!」となった。
前の動物病院はわりと年配の飼い主さんが多かったのだが、秋田犬が耳をかゆがるのが2件立て続けにきて、獣医さんが「なして秋田犬みんな耳かゆがるってやー」と方言全開で言っていたのを懐かしく思い出す。なんだかんだ前の動物病院の獣医さんは名医だったので、獣医さんの病気が早く良くなりますように、とずっと思っている。