きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/8/3
きのう、聡太くんが炊飯器の蒸気口のフタをなくした。最近このフタにご執心で、外してカミカミするのをずっとやっており、炊飯器のスペースはドアを閉めてガムテープでロックしてあるが、うっかり開けたまま目を離したらどこかになくしてしまったのだ。
炊飯器を置いてある棚の周りを確認したが見つからず、炊飯器のふもとにある缶ゴミの山の中に落としたのだと思われた。
缶ゴミは父氏のビールや缶チューハイ、わたしと母氏のノンアルの缶などが主になって形成されている。なにやらアルコール成分の匂いがむわっとするのだが、ここに落としてなくしたとしたら探すしかないので、もう一つ缶ゴミの袋を出してきて、カンカンを一個ずつ取り出して探した。
アルコールの匂いと手のベタつきをこらえ、父氏がベコベコにした缶の角に手をぶつけて痛い思いをしながら全てひっくり返したのだが、もちろん見つからなかった。完全なる徒労である。
もしや聡太くんが噛んで飲み込んだのでは、とゾッとする想像をしてしまい、ちょっとお腹に触ってみたが異物が入っている様子はなかった。だいいち炊飯器の蒸気口はそう簡単に猫が飲める大きさではない。近藤勇サイズだ。
まあご飯を炊くには致命的でないだろうし、もし炊けなかったら炊飯器を買い替えるいいチャンスなのだろうなあ……と思いながら寝間着に着替えようとしたら、寝間着の置かれている近くの洗濯物の山のなかから炊飯器の蒸気口のフタを見つけた。なんでこんなところにあるんだ……。
きっと外してここまで持ってきてカミカミしたのだろう。なんてことをするんだ。
たまちゃんはこういう過激なイタズラをしなかったので、聡太くんは「ヤンチャ坊主」という感じがして大変かわいい。でもこういう徒労を生じさせるイタズラはやめていただきたい。
きのう聡太くんはちょっとお腹の調子が悪そうだった。買い物に行っている間に用を足して、父氏が拾いそびれたＵＮＫＯが砂にまみれてクチャクチャに潰れていた。
まあ夏によくあることだな、と思うことにした。もしかしたらエアコンが効いているところで昼寝していたのが寒かったのかもしれない。
もとよりいままでより多く食べているのだし、お腹の調子が悪くても致し方ない。
病的なお腹壊しではなさそうなので、様子を見ようと思う。こういうときいつもの獣医さんがいたら「ちょっと整腸剤出してほしいです」と言えば即で整腸剤を出してもらえるのだが。
お腹といえばサプリメントをポチった。数をきちんと数えなかったので、指定の日時ピッタリに届かないとサプリメントが間に合わない。しかも高い。でも聡太くんの健康の大事さを思えば大した額ではないな、と思う。動物病院に連行してあちこち検査するよりずっと安い。
最近聡太くんは夜になるとかくれんぼを始める。どこを探しても見つからない。なのでキャットフードの棚を開けるとどこからともなくてってけてってけ現れて絶叫する。
きのうは夜寝る少し前に探してみたが見つからなかった。その少し後にまた行ってみると、聡太くんは茶の間のソファに「ふうやれやれ……」という顔で寝っ転がっていた。
しかしキャットフードの棚を開けた瞬間、「おやつですか！？ おやつですね！？」とやってくるのはなぜだろう。きっとここからちゅーるが出ていたことを覚えているのだ。なんでそういうことはハッキリ覚えているのか。叱られたことも覚えておいてほしいが無理な注文なのだった。