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きょうの聡太くんとヘドロ飼い主 2024/10/8

 きのうは母氏が月曜なのに仕事で、わたしは1人でスーパーヒーロータイム及びチ。の録画を見ていた。仮面ライダーガヴはなんというか悲劇的でウッとなるし、ブンブンジャーはなんともおかしくて(一方で切なくて)面白かった。チ。はXで試し読みを読んだくらいしか知らないのだが面白そうだから観てみよう、と録画した。だいぶエグかったがふつうに面白かったので続きも見ようと思っている。
 ブンブンジャーを観ているあたりで、聡太くんがホイと膝に乗ってきた。かわいいので録画を見終わったところで「かわいいね〜!!!!」と性懲りもなくこねくり回したら反撃された。噛まれたら押し込めと聞いたのでぐっと押し込むと離すどころかさらに噛んできた。ガリガリ……ガリガリ……と激しく噛まれた。
 こんな激しいケンカは久しぶりである。母氏がいるところでケンカすると「やめなさい」と止められてしまうからだ。手はボロボロになったがなんとなくスッキリしたのだった。

 激しいケンカをして、人間は興奮して具合が悪くなっていたのだが、聡太くんにご飯を与えねばならぬ。
 キャットフードを用意するときは聡太くんをケージに入れねばならない。そうしないとキャットフードを用意するどころでない。ケージに入れるためには捕獲しなくてはならない。
 聡太くんも興奮していたらしく、捕まえようとすると「わーい!!!!」と走り回る。追いかけるとダッシュしてしまう。
 しばらくそうやって追いかけっこをして、なんとか捕獲してケージに入れて、キャットフードを用意したら「ごはんですか!? ごはんですね!?」とキャットフードをボリボリ食べ、そうしているあいだにクールダウンしたらしく食後はお利口に寝ていた。
 クールダウンが速い。速過ぎてうらやましい。人間は興奮して正直具合が悪かった。「はしるのもたのしかったけどねむいですね……」と、すぐに興奮から冷静にスイッチできるのはいったいどういう仕組みなのだろう。

モッフモフの後ろ姿。


 そういうわけできのうは手がボロボロになった。夕方帰ってきた母氏と買い物にいき、スーパーにある消毒液をプシュッと出すやつに手を差し出したら軽く悲鳴を上げたくなる痛さだった。
 よくあることだがさっぱり慣れない。このご時世である、しみるのは痛いからいやだが清潔には代えられない。
 そしてきのうはさんざんわたしの膝でこねくり回されてケンカしたわけだが、聡太くんは人間大好きくんなので何日かすればケンカしたことなど忘れて「あの、おひざいいですか?」とやってくるに違いないと確信している。
 なぜそれを確信しているかというと、現在進行形でボール遊びに付きあわされているからである。人間は遊んでくれるしおやつをくれるのだ。なんだかんだ抱っこされるのもやぶさかでないに違いない。
 いまは興奮してボール遊びをしているわけだが、きっとこれもすぐにクールダウンして寝るのだ。1日20時間とか寝るのだ。猫は寝る子だからネコである。そしていまさっきボールをどっかになくした。お気に入りのボールなら見失うなよ、という気持ちである。

 それからすごくどうでもいい話なのだが、雑な手術シーンというのは仮面ライダーのお約束なのだろうか。仮面ライダーガヴで2号ライダーが登場する経緯として描かれた手術があまりにも雑だったのだが、なんというか仮面ライダーリバイスのときもこんな感じの雑な手術シーンがあった気がする。
 なんせ特撮を観ている歴が仮面ライダーセイバーからというにわかファンなので、Xで諸先輩が話題にする名作は観ていないのだ。
 昔は軽くバカにしていたわけだが観始めると予想外に面白くてビックリする。なるほど親御さんのほうがハマってしまうわけである。
 聡太くんには特撮は分からないが、もし子供がいたら一緒に観ていたのかもしれないなあと思うのだった。聡太くんは子供のようなものだからそれでいいのである。

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