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きょうの聡太くん 2024/7/24
おとといの惣菜パン強奪未遂事件をうけて、おそらくいくらかのパンを飲み込んでいることだろうと思い、きのうはきっとお腹を壊すのだろうな、と思いながら過ごした。
夕方、キャットフードを用意した後にトイレを見ると、黒々と立派なUNKOをプリっと出していて、ああこれなら安心だ、ワクチン接種までお腹健やかくんだろう、と思った。まさにその時の気持ちは「神に感謝〜!(加藤一二三先生の声で)」であった。
しかし今朝起きてきたら母氏がなにやら深刻な顔をしていた。母氏がシャワーを浴びて上がってきたら、聡太くんは米びつから飛び出したらしいのだ。うっかりフタするのを忘れたらしい。
おそらく米びつの中の生米をシャクシャク食べたのではあるまいか。そうだとしたらお腹壊し確定である。なぜ懲りないのか、それは猫だから仕方がない。
そういうわけで聡太くんがお腹を壊さないか、ハラハラドキドキで様子を見ている。いまのところ気持ちよく寝ているのだが、大丈夫か……? という気持ちになるのだった。どうかワクチンを打ちに行く日までに健康なお腹を取り戻しますように。というかお腹を壊しませんように。
聡太くんは人間の膝が大好きである。「だっこしてー」と甘えてくるのはとてもかわいい。
だがいまは夏だ。膝に乗られるとひたすら暑い。聡太くん本人も暑かろうにどうして堂々と抱っこされにいくのか。
猫にとってはあんまり暑くないのだろうか。いやどう考えたって暑いはずだ。きょうは雨が降って風が吹いているのでちょっと涼しいのだが、でもちょっと動くと汗ダラッダラの暑さである。
本人も涼しい廊下や接触冷感のベッドで寝ていたりするので、やはり暑いはずだ。猫は人間より暑さに強いらしいがそれでも令和の夏は暑いのでなかろうか。
なぜ聡太くんは自分も暑いのに人間に甘えにいくのか。その謎を調査するため探検隊は密林の奥地に向かった……みたいな気持ちだ。
犬のみなさんは朝早くと夜遅くに短い散歩をしてもハヒハヒになると聞いた。猫は散歩しない生き物だが、しかしなるべく涼しく過ごしていただきたいところである。
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今年はあんまり腕をガリガリ噛まれていない。最初の年、凶暴子猫だった聡太くんにかじられまくって、まるで左利きの人がリストカットしたような状態になっていたし、去年も結構噛まれたのだが、今年は噛まない。ぜんぜん噛まない。お利口な坊ちゃんだ。
大人猫になって少しシリョフンベツというやつが出てきたのかもしれない。去年はきっとまだ若かったのだ。
でもこうやって油断していると噛まれるかもしれない。あと爪も痛いのに切らせてくれない。
噛まなくなってお利口になったねえと思うのだが、消えにくい傷跡も見事に作られてしまったのでそこは反省していただきたい、でも猫なので反省などしないだろう。
あと惣菜パン強奪事件のときに指を口に突っ込んだら見事に流血したのだが、その傷が思いの外深くてなかなか治らない。きょうもスマホやらキーボードやらを叩くのにヒイコラしている。聡太くんのバカ。でも愛があるから許される。
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