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きょうの聡太くん 2024/7/25

 きのうも「またお腹壊すんだろうな……生米シャクシャク食べたんだろうし……」と心配しながら聡太くんを見守っていたわけだが、結論から言うと聡太くんはお腹を壊すことはなかった。
 夕方買い物に行っている間に、父氏がUNKOを片付けてくれたのだ。たいへん健康そうなブツが出た、と父氏は言っていた。
 なお父氏がそのときおつまみとして食べていたおかきを荒らしたということだったので、ちょっとちゃんと様子を見ないとな……という感じだった。
 とにかくお腹を壊さなかったのが嬉しかった。生米シャクシャクをやったのかどうかはわからないが、お腹が丈夫だというのは素晴らしいことだ。
 これならワクワクチンチンまで問題なかろう、と思いながらご機嫌で夕飯を食べ、病人なので薬を飲もうと古いお菓子の缶を開けて一瞬目を離したところ、なんと聡太くんは食器に残ったマヨネーズを「うまうま……うまうま……」となめていた。食べ終えた後なので皿には残っていなかったが、サラダには生のタマネギが入っていた。なんでそういう危ないことをするのか。
 具合を悪くしないか心配したが、きのうから今朝にかけて、聡太くんはいたって元気そうにしていた。ただ朝にUNKOをしていささか柔らかい部分もあったらしい。どうかもとの健康なお腹に戻りますように。

 昨日はマジで「聡太くんから目を離すと危ない」を体験した。やることがよちよち歩きの幼児だ。そして人間の幼児ならたいていの食べ物を安全に食べられるが、聡太くんは猫である。人間の食べ物の中には危険なものもたくさんあるのだ。
 なんで人間はタマネギが食えるんだ! と思う。人間の生活には猫に危険なものがたくさんある。香料の使われた製品には手が出なくなったし、無香料でもメントールの入ったボディシートなんかを使うと心配になる。
 猫と暮らすのは楽しい、しかし気配りしないといけないことがたくさんある。しかも聡太くんは少々のタマネギの匂いを恐れない。タマネギのサラダにマヨネーズをかけるのはやめようと思う。

 聡太くんがよくコバエと戦っているので、コバエ取りを買ってきた。刺激臭がするのでチョッカイを出すことはなかろうと思ったが、なんせアリの巣コロリを破壊した聡太くんである。人間の目が届かないときはしまっておくことにした。
 好奇心が旺盛すぎて「おまえ〜!!!!」となることが多すぎる。聡太くんはあんまり頭のいいほうでないので、好奇心の赴くまま、なんでもやらかすから油断ならない。
 たぶん一生暴れん坊で過ごすのだろうと思う。暴れん坊猫は長生きするという説もあるので、どうかそうであれと思う。
 健康でいてくれればそれでいいのだ。それがなかなか難しい。果たしてワクチンは打てるのだろうか。最近行っている動物病院はいろいろ検査してその代金をドンドコ取るので、本当ならほぼ薬代くらいでやってくれるいつもの動物病院のお世話になりたいのだが、いつもの動物病院の獣医さんは難しい病気にかかっていまはリハビリ中らしいし、なにより父氏とタメなのだから年齢的なものもあるのだろう。
 父氏はこの間の同窓会で「あいつの動物病院が休みになって、犬猫飼ってる同級生がみんな困ってるんだよ」という話をしてきたらしい。

「ぼくはいいこです!!」


 とりあえず人間の食べ物にチョッカイを出したがるのはご飯が物足りないのではないか、ということになって、気持ち程度カリカリを増量することにした。聡太くんよ健康であれ。

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