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きょうの聡太くんとプレイバックたまちゃん 2024/9/7

 ご飯の量間違えてた事件からだいぶ経った。聡太くんは本来の体格になってきたわけであるが、もっちりとでっかくて「でっかい……」と語彙を失っている。
 体重を測ったわけではないのだが、とにかくでっかいのだ。それはたまちゃんの体格が基準になっているからかもしれない。たまちゃんはとても小柄なヒトで、キャットフードは2キロの猫に必要な量で充分だった。
 それに対して聡太くんはでっかいわけではなく、たぶん「ふつうのねこ」くらいの体格で、4キロがちょうどいい体重である……という話であったが、それでも単純にたまちゃんの2倍だ。巨大に感じても致し方なかろう。
 座っているときの腰から下の太り具合には本当にビックリする。本来はこういう体格でなくてはいけないのだ。それにしてもでっかわである。
 まるまると太った猫というのは夢がある。聡太くんよ、もっとフクフクになれと思う。太りすぎない程度で、ではあるのだが。

ハンサムくん。


 聡太くんはソファなどに座るときお尻をこする癖がある。ずいぶん前に獣医さんに連れていったらUNKOをしたらお尻を拭くように言われた。
 アルコール成分の含まれていないペット用のウェットティッシュというのはあんがいあるもので、手軽で便利なのでスーパーで買えるものを使っている。本当は蒸しタオルで拭くのがいちばんいいのだろうが。
 キャットフードを用意するためにケージに入れて、ぷりぷりとUNKOを出したらキャットフードを食べている隙にふきふきするのだが、どうやらふきふきされるのが雰囲気で分かるらしく、なかなかキャットフードを食べようとしないことがときおりある。「早く食べなさい」と言っても「ええ……おしりふきふきするんでしょ……?」という顔をされる。
 ちょうどいまさっきふきふきしたのだが、朝1番でお腹が空いていたのかふきふきされるのを気にする気配はなかった。それはそれとしてウェットティッシュは見事に黄色くなった。
 なおお尻をふきふきするようになってもソファでお尻をこする癖はあんまり治らない。ワンちゃんみたいに獣医さんで定期的にお尻を絞るわけでないからいまどういう状態なのかもよくわからないのであった。

「ぱー!」


 きのう聡太くんはずいぶん久しぶりに父氏の安楽椅子に座っていた。涼しくなってきた、ということらしい。
 父氏の安楽椅子は古いので座面がくたびれて凹んでおり、それが猫にとって最高の寝床であるらしい。たまちゃんもよくすぽっと収まっていた。
 父氏は以前膝を怪我して、それ以来食事のときも椅子なのだが、父氏が椅子から立ち上がって台所で喫煙し始めた瞬間聡太くんはのそっと立ち上がって父氏の椅子にいく。まるで「ここ、ぼくのせきなので……」と言わんばかりだ。
 もし聡太くんに後輩の「匠くん」とか「渚くん」がいたら椅子の取り合いをするのだろうか。それはさながら将棋のタイトル争いの如しではないのか。
 後輩については猫同士仲良く遊ぶことができれば退屈しないのだろうなと思うのだが、聡太くん一人でもなかなかにハードなのでなにかよほどの縁がないかぎり後輩がくることはないだろう。そして複数猫がいたら、結託してイタズラをするに決まっているのだ。
 後輩はともかく父氏の椅子は本当に快適らしい。時々お尻をこすったりもしていたがそれは父氏には秘密だ。

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