見出し画像

きょうの聡太くん 2024/9/3

 聡太くんは突然猛獣になることがある、まあきっと猫なんてみんな大なり小なりそうなのだろうなと思っているのだが、それでも突如猛獣となって襲い掛かられるとビックリするしダメージを受ける。
 たとえばボール遊びをしたあとちょっと興奮しているときとかに、うっかり触りに行ってしまうと、聡太くんは爪やら歯やらを人間の腕にガシガシ突き立ててくる。気がつけば腕はズタズタボロボロである。
 大人しく横になっているからといって油断してはならない、触ろうとするとやっぱり突如猛獣と化して人間の手や腕をガリガリしてくる。まあ触っただけでシャー! と怒る子もいるそうだから機嫌がよければ撫でさせてくれる聡太くんは全然マシな部類なのであろう。
 なにがスイッチになって猛獣になるのかわからない。しかしきのうも床に寝転がっているのに触りに行ったら猛獣になって襲ってきた。腕をガリガリされて傷だらけになってしまった。慌てて逃げて離れようとしても立ち上がった腕にジャンプで襲いかかるのだからやはり猫は猛獣だ。猫が小さめの生き物でよかった。

もっちり……。


 きのうおとといと聡太くんは何故か昼に高いところにいた。「ご飯だよ」と声をかけてもキャットタワーもとい神棚でお殿様を続行している。なにを考えていたのかはわからないが、ちょっと人間を小馬鹿にしたような顔をなさっていた。
「ほらご飯だよ降りておいで」と声をかけても降りてこないので、おとといはソファの座面に立ってなんとか引きずりおろそうと頑張ってみたのだが、「だんこ、だんだんこ、きょひ!」という態度で、腕をガリガリしてきた。
 どうやらキャットタワーもとい神棚にいるときに、人間の力で引きずりおろそうというのが無茶だったようだ。
 しょうがないので聡太くんの食器をカチャカチャ洗っていると「むむ? ごはんですか? ごはんですね?」と降りてきた。さっきからそう言っているではないか。おとといは食器洗いを中断し手をすすいで、聡太くんを捕まえケージに入れた。きのうは休みだった母氏がすっと捕獲してケージに入れてくれた。
 ちょっと前はご飯どきになると自分からケージに入って「わくわく……わくわく……」と待っていたではないか。お前という子は。

「りらっくすたいむ……」


 きのうの夜、聡太くんと軽くボール遊びをしてから寝ようとして、聡太くんお気に入りの「生き別れの弟」を放ってやったらくわえて「ねこのきっさてん」に向かいボールをかわいがりはじめた。
 ああ、きょうはそこで寝るのかな? とそっと離れると、聡太くんはボールをくわえて走り出した。そして茶の間のどこかに潜んでしまった。
 満足したんだろうな、と思って部屋に戻ると、茶の間のほうから「うにゃー! うにゃー!」と大騒ぎする声が聞こえてきた。人間の赤ん坊みたいなすごい声だ。満足していなかったのだ。
 茶の間に戻ってくると、ボールを離して隠れていたので、ボールを投げてやるとシュババババ! と走り回った。それで満足したらしかった。

 さて、きょうは起きたら6時20分であった。久しぶりに夜中に起きないでぐっすり寝た。秋だ。
 朝活はどうなるだろうか。健康的だから続けたいのだが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?