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ツイッターを10日間やってみて、「誰も俺のことになんか興味がない」ということがよくわかった

2014年にアカウントを作って1ツイートしたきり放置されていたツイッターを、今月の19日から再開しました。わりとマジでツイッターを勉強して、インフルエンサーのマネごともしてみた結果、ある程度この世界(ツイッター)の仕組みがわかってきました。

10日やった結果として、170ツイートしてフォロワー数は8人から約300人まで増えました。平均すると一日約30人増えている計算ですが、ツイッターはフォロワー数の相乗効果のようなものがあるらしく、100人に到達するまで1週間かかったのにここ3日の間に約200人増えました。増えるスピードは今後も加速していくのだと思います。目指しているのはフォロワー数1万人です。先は長い。

誰も俺のことになんか興味がない

底辺ツイッターを10日やってみて嫌というほど思い知らされたのが、「誰も俺のことなんか興味がない」という、しごく当たり前の事実です。ツイッターは、友達ではない不特定多数のまったくの他人と情報をやり取りするメディアです。自分のお昼ご飯の写真をアップしてお友達に「イイね」を押してもらえるフェイスブックとは、根本的に違います。

ツイッターの本質を一言でいうなら、「ギブ」のメディアです。ひたすら会ったこともない誰かに与え続けることで、影響力や信用を増していく。そういうプラットフォームです。

キングコングの西野亮廣さんは、「信用はお金である」とよく言います。製造業では、工場という資産で商品を作って売ることでお金を得ます。インフルエンサーが稼ぐ方法はもっと直接的で、信用を換金することでお金を得ます。フォロワー10万人以上のトップインフルエンサーは、たった140文字のツイッターで100万円以上を稼ぎ出します。多くの人がインフルエンサーを目指すのはこのためです。

インフルエンサーのレベルにまで到達すると、「これからジムに行きます」とか「今日のお昼は寿司でーす」みたいなツイートでもけっこう反響があります。これはフォローワーが、インフルエンサー本人に興味を持っているからです。底辺ツイッターがこれをやると、完全に無視されて心が寒くなります。

頑張っている人を応援するツイートが一番だった

お昼ご飯の写真をツイートしても意味がないことは最初からわかっていたので、とりあえず含蓄のあるもっともそうなことをひたすらツイートしてみました。例えばこんなツイートです。

「有益な情報だからイケる」と思った渾身のツイートのつもりでしたが、66人が見て反応は皆無。この時点でのフォロワー20人と、たまたまビジネスと効率化について調べていた46人が目にしただけ。今見返すと、自分のナルシストぶりに吐き気がします。見てくれた66人の心に刺さらなければ、反応がないのは当然ですね。

ちなみに一番反応があってフォロワー増に貢献したツイートがこちら:

悠斗さん(@yuto_le)はフォロワー17,000人で、ちょうどYouTubeを始めたところでした。YouTubeでの発信も非常に有益だったので、悠斗さんのツイートをリツイートしてコメントでサポートしてあげました。

このリツイートは、4,745人が見て62人が僕のプロフィールを見てくれました。見てくれたのは悠斗さんと悠斗さんのフォロワーです。悠斗さんは初めてのYouTube投稿で、不安や期待など色々な感情を抱いていたと思います。僕の応援ツイートは、悠斗さんと悠斗さんを応援するフォロワーの心に刺さったということだと思います。

でも、まだまだ自分アピールというか、エゴが出ちゃってます。やるべきは悠斗さんの応援と、悠斗さんを応援するフォロワーの共感を得ることです。

1週間後に悠斗さんが二つめのYouTubeをアップしました。こちらも有益な情報だったのでリツイートしました。

このリツイートは、7,717人が見てくれました。やはり、悠斗さんのフォロワーは悠斗さんに興味があるわけで、僕の意見など聞いていないということがわかります。

ツイッターでは、基本的に4つの行動ができます。

1.ツイート
2.リツイート(他の人のツイートをさらにツイート)
3.コメント(他の人のツイートにコメント)
4.イイね(他の人のツイートにイイね)

これを見ると、何となく他の人を応援するための仕組みであることがわかると思います。一番自分のエゴが出やすいツイートも、他人を主役にしてあげることで応援する仕組みとして使えます。

ツイッターで自分のフォロワーを増やすには、この4つの行動を駆使して他人を応援してあげることが一番の近道のようです。自分のエゴは、穴を掘って地中深くに埋めました。

「幸せを与える」がツイッターの本質

10日間ツイッターをやってみて、ツイッターは140文字のメッセージで人の心を刺激してあげるプラットフォームだということがわかりました。お友達というすでに信用のクレジットを持った状態から信用のやり取りをしているのがフェイスブックだとすると、信用ゼロからスタートしてコツコツ信用を積み上げていくのがツイッターです。

信用を積み上げる方法は、会ったこともない他人の心を140文字で動かしてあげる。幸せを与えてあげることがツイッターの本質です。

ここまで書いて、

「あ、これってビジネスの本質じゃん。」

と思いあたりました。

ビジネスも、起業した時は信用ゼロからのスタートです。会社の信用は、人に感動を与えられた数だけ大きくなっていきます。だからツイッターは、ビジネスと相性がいいのかもしれませんね。


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