SaaS・PRODUCT BUSINESSがオンウドメディアをやるべきだと思う、僕なりの理由
こんばんわ。Sync Upの竹下です。
店長ラボ. という店長のためのウェブメディアを昨年4月ごろに立ち上げてから、1年半が経ちまして、今月リニューアルをしました。
店長ラボ.というウェブメディア。その名の通り、店長をメイン読者と想定してとてもニッチなメディアでまだまだこれからというメディアです。
しかしながら、オウンドメディアを1年半運用をしていくなかで、SaaSやPRODUCT BUSINESSがオウンドメディアをセットで運用すべき理由がすこしづつ自分のなかでも明確になってきたので、これを機に書きたいと思います。
※あ、最初にお伝えしておくと、私はウェブメディアの専門家でも無ければ、ウェブコンテンツは「ド」がつく素人のため、めちゃめちゃ運用の専門専門家ではございません。
※今回の記事は、同じPRODUCT BUSINESSを事業運営しながらオウンドメディアとかどうしようって悩んでいる方にヒントとなれば…と思って書いてます。
1. そもそも店長ラボ.って何?
店長ラボは、「明日の仕事のレベルを1UP」することを目標に、店舗運営のためになるナレッジを発信している情報メディアです。
詳しくはこちらをご覧ください。
で、この”店長ラボ.” 店長と名を称してますが、実は以下のようなターゲットを想定して立ち上げました。
・ターゲットペルソナ
新人のSV 27-35歳(AFTER第2新卒世代)
・悩み
新卒からおよそ4、5年程度店舗社員→店長を経験し、店長としては成績を上げSVへ昇格をした。
サービス業界から離れることも考えたけれども、会社からSVという新しいポジションと期待をもらえたことが素直に嬉しくもう少し頑張ろうと思う。
一方でマネージメントの経験は対アルバイトさんにしかなく、店長をマネジメントする(今までの自分を管理)ということでスキルも経験もノウハウも無い。
自分が店長だったらやっていたことが、うまく言語化をして部下になる店長へ伝えられない。
自分だったら聞かずにやっていたことが、今いる店長たちは立ち止まり、どんどん相談や質問/悩みが来る。
「うちの店舗でAさんがやめてほんとうにやばいです」「SVさん!はやく採用さしてください」
「SVさん!シフトに穴が空いてこまってます。来週ヘルプにきてください」
止まらない相談で、自分がちゃんと考えてこなかった”再現性”に悩み、伝え方や支援の仕方を悩む
・ソリューション
新人SVが、新人店長に送ってあげたくなる情報記事
いい店長を育てるための情報メディア[店長lab.]
日々店長からくる悩みや、ちょっとした相談への回答に、ちょっとした情報を添えるための
情報収集ができるように。 新人のSV 27-35歳(AFTER第2新卒世代)
・悩み
新卒からおよそ4、5年程度店長を経験し、店長としては成績を上げSVへ昇格をした。
サービス業界から離れることも考えたけれども、会社からSVという新しいポジションと期待をもらえたことが素直に嬉しくもう少し頑張ろうと思う。
一方でマネージメントの経験は対アルバイトさんにしかなく、店長をマネジメントする(今までの自分を管理)ということでスキルも経験もノウハウも無い。
自分が店長だったらやっていたことが、うまく言語化をして部下になる店長へ伝えられない。
自分だったら聞かずにやっていたことが、今いる店長たちは立ち止まり、どんどん相談や質問/悩みが来る。
「うちの店舗でAさんがやめてほんとうにやばいです」「SVさん!はやく採用さしてください」
「SVさん!シフトに穴が空いてこまってます。来週ヘルプにきてください」
止まらない相談で、自分がちゃんと考えてこなかった”再現性”に悩み、伝え方や支援の仕方を悩む
・ソリューション
新人SVが、新人店長に送ってあげたくなる情報記事
いい店長を育てるための情報メディア[店長lab.]
日々店長からくる悩みや、ちょっとした相談への回答に、ちょっとした情報を添えるための
情報収集ができるように。
長くなりましたが、要は、「新人SV」さんをターゲットにしています。
店長業務について、私も数多くの店長さんに話を聞いてきましたが、やっぱり従業員が多くなるタイミング・管理する店舗が多くなるタイミングにみんなハゲるほど悩むものだなと感じていました。
要は、自分の仕事の「再現性」について悩みを持つようになるのだなと。マネージャーをマネージするというジレンマ。(かくいう僕自身もそれを悩んでたり・・・w)
しかも、店舗ビジネスは、物理的な距離があります。コミニケーションとりたい現地現物は、遠くに位置してるため、情報共有のハードルが非常に高いのではないかと感じていました。
そんな物理的距離があるなかで・店長としての成功体験を部下に・温度感も一緒に伝えることって非常に困難で、大変なことだなと。そんな悩みをもつSVさんが、そっと店長に店長ラボ.の記事を送っているシーンを思い浮かべながらメディアコンセプトを考えていきました。
2. オウンドメディアの立ち位置と狙い
で、なぜこんなメディアをSaaS PRODUCTであるSync Up(シフト管理SaaS)が立ち上げたのか。
それは、当初は2つ側面での想いがありました。
1. サービスとしての信用度を上げたい
我々のような、総合人材サービスというバックボーンがあるからこそ、店舗運営に関するサービスを提供するときの信頼性って、その業界で長くやっている専門プロの方々に、信用していただけないと思っていまして、シンプルにサービスとしてナレッジを積み上げていく礎にしていきたいなと考えていました。
2. 顧客接点量を上げたい
シンプルにリード獲得です。が、いわゆるSQLとかHOTと称されるようなニーズが顕在化しているユーザーの獲得は狙っていなくて、準潜在層にアプローチをしていきたいと思っていました。
シフト管理に困るという顧客の痛みは、エクセルや紙など無料で使えるツールをとにかく限界までやってみて、自分でやるよりは他にもう頼ったほうがはやい っていう状態にならないと生まれません。
であれば、エクセルの便利なテンプレートを提供したり、エクセルの使い方に関するナレッジを提供したり、その他役に立つ情報を発信したりということで、潜在的な顧客接点を増やしていきたいと考えていました。
そうすることで、お客さんが「困った」というタイミングに相談がくるという状態にしたいと思っていました。
という形で、店長ラボ.の狙いを考えていたわけです。
3. PRODUCT BUSINESSにとっての「オウンドメディア」って?運用するメリット
ここがこの記事で一番伝えたいことなんですが、店長ラボのようなオウンドメディア・コンテンツマーケティングをPRODUCT BUSINESSが運用するメリットを僕なりに解説します。
まず、最初にいうと、やっぱりコンテンツマーケティング運用は正直めちゃしんどいです。日々日々何書こうかと悩みますし、時間もコストも掛かります。それはご想像・ご承知の通り。
なので、結論を言うと、リード獲得を目的としたメディア運営はおそらく失敗します。取り組まないほうがいいです。
じゃあそんなにしんどいのになぜやるべきだと思ったか?ということなのですが、3点あります。
1. PRODUCTの開発機能に迷ったときに、プロトタイプの周知をできる
我々でいうと、”エクセル”のテンプレートです。シフト作成に関して殆どのお客さまがかつては紙、そのあとはエクセル という形で、ステップを経由します。エクセルの関数、マクロを駆使して、なんとかシフト作成を時間かけずに終わるように、カスタマイズしたり、作ったりします。しかしながら、エクセルには限界が2つのタイミングで訪れます。
#こんな記事です 。
それは、「異動・引き継ぎ」のタイミングと「人数・規模拡大」のときなどです。その際に、全てはリセットされ、せっかくカスタマイズしたいろいろな関数が、負債になってしまったりします。またイチから作るか?いや、テンプレに頼るか、無料のサービス無いか?となったりします。
その際に大事なのは、無料で考えていた人はいきなり有料を前提にものを探さないということ。やっぱり、エクセルのテンプレートなど、無料で使えるものを探す場合が多く、SaaSであれば無料期間というような形で導線を設けていたりしますが、まだ有料を前提としていないので、その場合コンバージョンを逃します。
なので、ワンクッション 無料エクセルのテンプレートの配信コンテンツを考えたりしたのですが、これが非常にダウンロードされました。
そして、そのユーザーに自慢のエクセルのテンプレートを使ってみてもらって、使用感をヒアリングしたりします。
結果、新規PRODUCTを開発していくうえで、「既存の代替品」についての知識が蓄積し、金を払ってでも解決したい痛みについての解像度が自走して上がるようになります。なぜみんなエクセルからSaaSプロダクトに移行しないのか?という問に対して、一般的な回答ではなく、そのサービスならではの代替すべきソリューションが見つかるサイクルが手に入ります。
#直近見られてる記事の上位に 「雇用契約書」についての記事が急上昇して、なぜ!?ということを考えたり紐解いたりする作業はなかなか楽しいですよね。
2. 競合との立ち位置が明確になる
およそオウンドメディアで閲覧されやすいものとして、無料で使える〇〇を10選 のような記事です。
これは、たしかに見られます。でもちろんここからの流入もあるんですが、世の中にあるサービスとどう比較されているのか?選定されるプロセスにリアルに踏み込むことができて、購入プロセスを高解像度で理解することができるようなことが多々有りました。
なので、あえて競合しているサービスと比較してみたりというのは勇気振り絞るといいことがあるものです。
3. 特定業界のキーマンに対して接点を持つ機会ができる
やっぱりPRODUCT BUSINESSの根幹は、”ナレッジ”だと思ってます。PRODUCTは器でしかなくて、売り物はその事業者がもっているナレッジだと思ってまして、その想い・ナレッジを、業界に影響力ある方の言葉を借りて世の中に発信することができるようになりました。
PRODUCTを使っている使っていないに関わらず、世の中にはたくさんの知恵が溢れていて、それを拾い集めて集約することがオウンドメディアを運営する価値だと個人的に思っています。
自分自身対談や記事作成を通して、たくさんの金言をいただきました。めちゃめちゃモチベーションと視座が上がります。ハードな事業運営をしていくためには、そういうモチベーションと視座をあげるタイミングも定期的に必要なのでは?とも思います。自分の考えているプロセス、サービスが世の中に必要とされているかどうか、存在価値の確認ですかね。
と、3つのメリットを徒然とお話しましたが、やっぱり肝としてオウンドメディアは、ナレッジという大事なものを育てるためにの仕組みということかなと思っております。それが、幅広く、丁寧にできるのが最大のメリットであり、PRODUCT BUSINESSが取り組むべき理由ですかね。
4.今後の店長ラボ.について
今後は、もっと店長という仕事の立ち位置を上げる、視座を上げる、モチベーションを上げるための記事をより展開をしていきたいと思っています。
これまで仕事の質をあげるためのエクセルテンプレートや記事配信を行ってきましたが、すこし幅を広げて店長の今後のキャリアにつながる先人たちのインタビューや金言をまとめるための対談記事を中心に書いていきたいと思います。
また、今後はSEO/SEM関連にも手を加えて、できる限り多くの人に見てもらえるメディアに育てていきたいなと思っています。
メディアを育ててくれるメンバーも募集中です!ぜひこちらも御覧ください!
徒然と書いてしまったため、後日「これ言い足りないな」ということがあれば、少し書き足したいと思います。