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ブラジリアン柔術家、グラップラーのためのスクワット入門

スクワットは大事。競技力向上、怪我予防、よく聞くと思います。

ただスクワット、やってみると上手くいかない。しっくりこない。それはなぜでしょうか?


柔術の姿勢の傾向とスクワット、トレーニングの基本姿勢が真逆

柔術家は丸まるのが得意。ボトムゲームで考えると体幹部も股関節も屈曲する姿勢となります。丸まれないと簡単にパスガードされてしまうので肘と膝を近付ける姿勢となります。

スクワットは下肢全体と体幹部の伸展筋を中心とした全身を鍛える種目です。この中で難しいのは股関節を使う事、体幹部の姿勢を保持する事の2つ。

要約するとスクワットでは身体を立てたいのです。

ですが、柔術家の競技特性から作られる姿勢は猫背。するとどうなるか?カラダが丸まってしまうんですね。スクワットで取るべき姿勢が保持できない。

上半身が崩れると下半身の重心も変化して股関節が動かしにくく膝主体のスクワットとなってしまいます。

柔術家が自己流でスクワットを行って膝や腰が痛い、という原因のひとつに適切なフォームをとれていない事があります。

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