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読書日記「今、出来る、精一杯。」根本宗子

  愛☆まどんなさんの装画が気になって、根本宗子さんの初小説作品「今、出来る、精一杯。」を読む。
  スーパーマーケット「ママズキッチン」で働く12人の男女を中心とした物語。日々、上司や同僚、パートナーをはじめ、相手に合わせて自分の意見を言えない人たち。序盤の押し殺していたみんなの感情が、後半、一気に溢れ出す。全196頁、各章で主役が変わり、テンポ良い会話で話が進むので、あっというまに読み終わった。
   小説に限らず、自分が想像したことがない新しい表現に出逢ったときに面白さ、喜びを感じるのですが、後半106頁から始まる七海と小笠原と利根川の修羅場、実際体験している状況を想像すると、とても興奮します。
  読み終わった後、愛☆まどんなさんの表紙を再び見てなるほどと思う、愛を感じられる作品でした◎


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