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教え方のコツ②「教えた後にすること」

クリニック専門 組織コンサル
鳳雛(ほうすう)の田原です。


以前お伝えした、
教え方のコツ①「スタッフ任せで成功させるには」

の続きです。


スタッフ育成の現場で、しばしば見れれるモノ。

それは・・・

『教えっぱなし』

になっている事態です。

人間、
マテリアル&スピリチュアル
の生き物です。

肉体と精神。

肉体の維持のために食べることも大事ですが、
精神的な支えなしにも生きていけないものです。

新人さんや後輩の育成には、
教えた『後』確認とフォローこそ、
大事となってきます。



1、教えた後にすること


ベテランの人にしたら、
当たり前にできる業務も、
若手にしたら、大変なこと。

本人なりに
一所懸命努力してマスターしています。

院長やマネジャーの人は、
きちんと
『プラスの声掛け』
を意識して実行していきましょう!

具体的には

・この準備をしてくれて助かりました
・患者様への、あの声掛け良かったよ
・以前より処理スピードが上がったね

このような何気ない一言だけでも
若手の意識は変わります。

「もっと頑張ろう」

と思えます。



「褒めましょう!」

という言葉が巷のセミナーや本ではよく耳にしますが、
褒めるのって難しいんです。

基本、褒める行為というのは、上から目線です。

また、
「何を褒めていいかわからない」
と言う上司の方も少なくありません。

私が推奨しているのは、

『行動』

のみにフォーカスして、
「良い行動に対して、プラスの声掛けをしてください」

というモノ。

若手人材の

・価値観
・考え方
・気構え

そこはひとまず置いておいて、
「行動」のみにフォーカスして、
良い行動には、きちんと声掛けしましょう。




2、若手を大切にする理由


大前提は、

「求人難」の時代になっているということです。

いつまでも昭和の価値観で、

・雇ってあげている
・若いもんは根性が足りない
・代わりはいくらでもいる

そのような考えを持っていたら、
それは「古い」ということ。

『老害』と言われても仕方がないでしょう。

需要と供給のバランスが変わっています。

脳ミソ、考え、価値観
きちんとアップデートしていくことが大事ですね。




3、1on1で確認


若手がすぐに業務をマスターできるわけでもありません。

また、
せっかく覚えたことも、
すぐにまた、我流のやり方に戻ることもあります。

ですから、
短い時間でちょくちょく、
先輩社員が若手と話す時間を設けることがキーポイントとなってきます。

具体的には

・時間にして10~15分で
・1対1で話せるスペースで
・若手とマネジャー
・もしくは、若手と院長

で、
習熟度の確認&精神的フォロー

の時間を作ると良いでしょう。


内容としては

1、「前にAとBとCを教えたけど、今現在の習熟度は、それぞれ自己採点で何点?」
2、「60点くらいです」→「残りの40点を具体的に言うと?」
3、「自分では、どういう行動をしたら100点に近づけそうと思う?」
4、「医院全体の戦力UPという視点なら、院長や先輩のどういう支援があると良いと思う」
5、「じゃあ、期限を決めようか。いつまでに90点には持っていきますか?」

こんな感じです。


<補足>

4で「医院全体の戦力UPという視点」と言っているのは、
若手が「私のために先輩や院長が労力を割くのは申し訳ない」
という気持ちを予測して、
「あなたの成長は、医院全体のメリットでもあるから、遠慮なく言ってね」
という意味合いです。

5の「90点」をひとまずゴールにしているのは、
100点をゴールにすると、
「完璧」を求め過ぎて、思考が凝り固まるからです。
残り10点の逃げ道を与えているイメージです。



注意点は

✔ マネジャーが喋り過ぎない
✔ ダメ出しをしない
✔ 表情を意識する(ニッコリ)
✔ 正そうとしない
✔ 時間を延長し過ぎない

等です。



4、まとめ


A、教えた「後」にこそを力を入れる。1on1で確認
B、気構えややる気はひとまず置いておいて『良い行動』に対して、プラスの声掛けを
C、院長・マネジャーが喋り過ぎない。質問によって本人に考えてもらう




5、追伸


私がビックリしたのは、

「1対1で話す時間?」
「やってますよ」

とおっしゃっていた院長。

それがどんな感じかを
院長とスタッフさん
双方に確認したら、

院長はイスに座った状態で、
スタッフを立たせたままやっているとのこと・・・

唖然としました・・・


・相手を立たせたまま
・院長は、のけ反り・足組み・腕組み
・院長が一方的に喋る

これらは絶対にやめてくださいね!



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