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「本物の失敗」を子どもたちに

こんにちは、曽雌りょうたです。

今回、新型コロナウィルスの状況を通じて、改めて自分が大切にしていることについて考える機会となりました。


4月に、これまで5年間務めてきた会社を退職し、独立しました。(ちなみに今年で29歳です)

新型コロナウィルスが広がる中、独立をスタートするという、、、d

小説風にするとこんな感じ

 国境の長いトンネルを抜けると大時化(おおしけ)であった。

 ※時化:悪天候のために海上が荒れること

 

 大海原に舟を漕ぎ出そうとした瞬間、海が荒れだした感じです。人が一ヶ月以上、外に出られないレベルで。

これまで経験してきた自然遊びや、野外教育を広げていこうかと思った矢先の出来事に、完全に出鼻をくじかれた形となりました。

これは厳しい。いや、本当に。計画は全て白紙ですもの。


でも、同時に思ったわけです。これはチャンスだと。

以前どこかで聞いたことがあります。ヨット乗りのお話です。ヨット乗りにとって、一番困る状況は、向かい風ではなく、凪(無風で波が立たない状態)なんだと。つまり、風が吹いていないと、ヨットは前に進めなくなるらしいんです。それこそ、ひたすら自分で漕ぐしか進む方法が無いそうです。

そう考えると、今はめちゃくちゃ風が吹いているわけです。そして、組織の中にいるよりも格段に身軽に舵を取ることができます。

そうなると、大事になってくるのが、どこを向いて進むかです。目的地を明確にすることですね。目的地が無いと、追い風も、向かい風も、生まれてきませんから。

アフターコロナ。どこに舵を取るか?

改めて自分が子どもたち関わる上で、大切にしたいことはなんだろう、と本気で考える機会となりました。


そして、見えてきたのが、、、

「答えのない学び」を作りたい、という思いです。

教育を専門的に学ぶため、教育大学に行き、学校という文化について学んでいきました。結果、教員免許も、幼稚園、小学校、中学校、高等学校と全ての課程において、取ることができました。

その中で感じたのが、子どもたちが答えの決まった学びを与えられている窮屈さでした。まるで、既に答えの決まっている会議を永遠と繰り返すみたいに。これは、あくまで僕の感想です。

勿論、学校の現場で頑張っている仲間もたくさんいます。僕の同級生は、9割以上学校の先生ですし。

そして、これは学校に限ったことでは無いんです。例えば、野外教育でもそう。みんなで野外炊事をして、カレー作りをしようとしたとします。そんなとき、たいてい出てくるのが、美味しいカレー作りを大人が手伝っちゃうことです。

「そこはもう少し薪を入れないとダメだよ」

「違う!違う!そうじゃないって!」

「ちょっと貸して!」

そうやって、いつの間にか大人が作業をしてしまっている光景を良く目にします。なんだかなぁ~って思いませんか?

それは、美味しいカレーをお店でつくってもらうのとどう違うんだろうって。CoCo壱に行ったほうが、よっぽど美味しいカレーを食べられる気がします。

そうじゃないですよね。自分でやってみて、上手くいかないかもしれない。だからこそ、工夫が生まれる。ここの過程にこそ、本当の学びがあったはずなのに。

ここで大切になってくるのが、子どもたちが『失敗』を保証されているかどうかなんじゃないかなと思います。

子どもたちの学び場は、最終的に帳尻を合わせて、成功に導かれるものがほとんどです。そこをなんとかしたいなって思っています。

一食ぐらい食べなくても、死にはしないですよね。

給食当番の子が、給食の食缶(漢字合ってるかな?)を落としてしまって、中身がこぼれてしまったときを思い浮かべてください。クラスのみんなが一斉に動き出したときの、生き生きとした雰囲気。隣のクラスに聞きに行く子。少しずつ他のクラスからもらっていって、なんだか元の量よりもたくさん集まっちゃう不思議な現象。あれこそ、まさに生きた学びなんじゃないかなと思っています。

それが僕のつくりたい『本物の学び』です。


これから1人1人が求められること

ちなみに、これからの社会では、今まではちょっと違ったことが求められていく気がします。

今までは、同じ釜の飯を食う、といったように狭い範囲での仲間意識を高めることに焦点があたっていました。

学校の中にある野外活動も、まさにココにあたることでしょう。

ただ、新型コロナウィルスによって、集まることが難しくなった結果、リモートワークの可能性が一気に広がりました。

その結果、見えてきたのは、もっと広い範囲の人たちと、コミュニティを作れる可能性です。

そして、そのコミュニティの中では、自分は何ができる人間なのか、と自分の価値を発信できる人に焦点が当たりやすくなる気がしています。

今まではチームを少しずつ、少しずつ育てていった社会が、もともと力のある人がチームを組んでいく社会へと移り変わっていくんじゃないでしょうか。

そうなると、これまで以上に主体性が求められていくことになります。

広いコミュニティづくり、そして、個人個人の主体性。

ココが必要になってくるのでは無いでしょうか。


そこで必要なのは、個人が自分でレベルアップする力を持つことです。

誰かに育ててもらうのを待つのではなく、自分で学び、自分で挑戦できるようになっていかないといけません。


『本物の学び』をどうつくるか?

探究教室のプログラムもその一環で始めました。

https://note.com/soshi_boken/n/nb52204c05fb2

こちらのa.schoolは、全国各地で質の高さから評判を集めている探究プログラムです。なんと、海外でも高評価を受けているみたい。

ちなみに、名古屋ではココが初めての導入となっています。

まさに「答えの無い学び」を生み出している最先端の学び場の1つかもしれませんね。


今後作っていきたい学びの場

後は、旅する学び場みたいなのも作りたいな~

事前にグループでディスカッションをしながら、テーマを設定し、遠方まで自分たちの足を使って行ってみる。例えば、東北の文化を調べるみたいに。オンラインがあるから、調査から共有までは、格段にしやすくなる気がする。

そうやって、その土地で起こる様々なアクシデントを学びに変えていきたい。

ただ、コロナが収束しないことには、、、ね。

まあ、今できることをやっていきましょ!


子どもたちに、答えの無い学びを一緒に作っていける、仲間が全国に増えていくといいなと思っています。


※ちなみに、写真は、昨年度行った無人島生活の島。小学生6人と本気の自給自足に挑戦しました。




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名古屋を中心に、子どもたちの未来を作る「学び体験」をプロデュースしています。大人が用意した「答え」ではなく、子どもたちが自分で「答え」を見つけられる学びを社会に作っていきたいと思っています。
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