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4/23 金子みすゞさんの詩から見つめる豊かな世界#2

1日に6本も7本もZOOMをしていると、ちょっとだけオンライン疲れをしてしまいます。なので最近、どうにか気分転換できないだろうか、と色々考えていました。

そこで見つけたのが、詩です。とはいっても、詩ってなんだか難しくて、良くわからないっていう方も結構多いんじゃないかと思います。実際、ぼくも本は好きだけど、詩って何を楽しんだらいいのか良くわからないな~と思っていた一人です。

でも、最近になって、オンラインだけじゃなくて、アナログな世界も持っておくバランス感覚が大事だな~なんて感じていまいて。そこで見つけたのが、詩だったわけです。今回は、そんな詩の楽しみ方を1つご紹介しますね。

※あくまで、これは僕の個人的な楽しみ方なので、詩本来の解釈がどうとか、小難しい話は一切関係ないです。

数字 金子みすゞ童話集『このみちをゆこうよ』より引用

二つと三つで五つです、五つと七つで十二です。一年生になりたては、はまの小石を拾って行って、それで算術習います。何万、何千、何百を、わったり、かけたり、くわえたり、そんなお算用(さんにょ)する今は、サンタクロスのおじさんほども、小石背負(しょ)わなきゃなるまいに。かろいえんぴつ一本で、書ける数字は、うれしいな。

意味は、皆さんで読み取ってみてください。

僕はこの詩を見て、こんな表現するんや~凄い!ってなりました。文字や数字の発明が、ここまで生活の中に自然に溶け込んでいることを、こんなに軽やかに文章で表現できるなんて、、、

普通、数字ってうれしいな~なんて中々思わないじゃないですか。何を見て、何を感じて生きているとこんな視点で物事が見えるようになるんだろうと不思議で仕方がありません。

この詩を読んで思ったのは、やっぱり日常って大事だなってことです。日常生活を丁寧に見ていくことが、一番の豊かさなのかもしれないなと。どうしても、こういうときって日常を忘れがちになったり、日常が置いてきぼりになったりしてしまいます。

勿論、変化を受け入れることって大事だと思います。ただ、どれだけ変化する中でも変わらない日常をいかに大切にできるか。ここに豊かさがあるのかもしれないな~なんて思い出させてくれる言葉でした。

朝、起きて「おはよう」ということ。目が覚めて陽の光を浴びること。ご飯を食べる前に「いただきます」って言うこと。何気なく毎日していることの中に、たくさん驚きがあって、それに気付けるかどうかは、自分次第なのかもしれないですね(^^)

こういう言葉に触れることで、偏ったバランスを少しだけ戻すことができるんじゃないかなと思います。日常を楽しめるようなアンテナをもっていきたいな~と感じた詩でした。




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